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マツシマのメカニックが注目のクルマを徹底解説 Part1:Audi Q2

03 ボディ構造
Q2のセーフティセル(ボディシェル)は、熱間成形の超高張力鋼板の全体の22%も使用して、極めて高いねじり剛性を達成しています。この結果、3気筒1.0 TFSIエンジンを搭載したモデルの重量は、1,205kg(欧州仕様値)とSUVとしては大変軽量となっています。さらに、Aピラー、Bピラー、ルーフライン、フロアなどを補強することで、万一事故に遭遇したときの乗員保護能力を高めています。

 

04 エアロダイナミクス
空力特性はSUVとしてはベストのCd値=0.3を実現しています。
具体的には、エアインレットとCピラーのブレードを力的な観点から形状を最適化。ルーフ後端のスポイラーは、後方に長く伸ばすことによって、エアがボディ後方にきれいに流れるように考慮されています。また、アンダーボディも丁寧にパネルで覆うなど、様々な観点から乱流の発生を抑えています。

 

軽量で高いボディ剛性により、スポーティーなハンドリングと快適な乗り心地の両立が可能になっている。

Cd値は0.3とSUVとしてはベストな値。ホイールの前や燃料タンクなどにも小型スポイラーを設置し、空力アップに努めている。

05 インテリア
Q2のインテリアは素材の選択、丁寧な作り、タイトで均等な隙間など、どの部分をとってもプレミアムカーとしての資質を持っています。また、すべてのボタンや操作類が、パネルと隙間なく組み付けられており、その動きも正確。操作時のクリックサウンドは、完璧を目指すアウディの取り組みを音で表現したものといえます。

 

写真は、あらゆる情報を12.3インチのTFTディスプレイに映し出す「アウディバーチャルコックピット(オプション)」の装着車。

 

06 ラゲージコンパートメント
サイドウォールは完全にフラットな設計になっており、フロア高も740mmと低めで、荷物の積み降ろしが容易な設定になっています。リヤサスペンションのスプリングとダンパーを別々に配置したことで、ホイールアーチ間のラゲージコンパートメントの幅を1m確保。ラゲージ容量は、人乗車時でも405ℓ確保しており、バックレスト上端にあるハンドルを使って60:40の分割可倒式リヤシートを折りたためば、1,050ℓにまで拡大することができます(荷物を天井まで積み込んだ場合)。
 

ラゲッジルームは405ℓの大容量を確保。オプションでパワーテールゲートを装着することも可能だ。

 

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