fbpx

マツシマのメカニックが注目のクルマを徹底解説 Part1:Audi Q2

07 3気筒1.0 TFSIエンジン
3気筒ならではのコンパクト設計に加え、アルミ製クランクケースの採用などで、エンジン単体の重量をわずか88kgに抑えています。また、大きな負荷領域で卓越した燃費効率を得るために、インテークとエキゾースト側のカムシャフトは、クランクシャフトの回転角にして、それぞれ50°、40°の範囲で調整できるようになっています。

 

999cc直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンは、85KW(116PS)の最高出力と200Nm/2,000~3,500rpmの最大トルクを発生。

 

08 4気筒1.4 TFSIエンジン
このエンジンは、燃費の向上に大きく貢献するCOD(シリンダーオンデマンド)システムを搭載していることが特徴。エンジン負荷100Nm以下の運転領域およびエンジン回転数1,400~3,200rpmでコースティング(惰性)走行をしている時は第2、第3シリンダーが休止する仕組みです。休止しない第1と第4シリンダーについては、高まる負荷に対応するようバルブの作動ポイントが変更され、運転効率を高めます。2気筒だけでの運転でも、振動や騒音は非常に低いレベルに抑えられています。

 

1,395cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンは、110KW(150PS)の最高出力と250Nm/1,500~3,500rpmの最大トルクを発生。

 

09 7速SトロニックAT
Q2に搭載されている7速ATは、2つのクラッチを備えたドライタイプ(乾式)で、重量は70kgという軽量タイプです。Sトロニックはドライバーの多様なニーズに対応しており、自動変速で走ることもできれば、セレクターレバーを操作して積極的にマニュアル変速を楽しむこともできます。エンジンのパワーは3つのシャフトを介して伝える構造になっており、このレイアウトのお蔭でトランスミッションの全長を短くすることができたので、直列4気筒エンジンを横置きしたQ2にも搭載可能になりました。

 

従来から好評を得てきた7速SトロニックAT。マニュアル操作にも対応しており、モードもDとSの2種類から選択可能。

 

10 北尻氏によるAudi Q2の総評
Q2は、コンパクトな特徴を生かして抜群の取り回しの良さと、数々の先進機能を搭載したプレミアムコンパクトSUVです。A1では小さ過ぎるし、3ドアだから不便と感じている方にとって、5ドアのQ2の車内は広く、使い勝手も良いと感じていただけるクルマです。これを機に、ぜひお近くのマツシマAudi店へお越しいただき、Q2の魅力を実感してみてください。

 

真剣な表情でメンテナンスを行う北尻氏。

Audiに関しては知識・経験とも十分で、どんな作業も安心して任せられる存在だ。

Supervises:Yuichiro Ohara

 

Audi京都南 メカニック北尻伝幸 (Noriyuki Kitajiri)

専門学校卒業後、2005年にマツシマ入社。
メルセデス部門にて5年、Audi部門にて8年のキャリアを持つ。Audi京都南店では現場のフォアマンとしてピットをまとめている。
趣味はサーフィン、スノーボード、バス釣りとアウトドア全般。

RELATED ARTICLES関連記事