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VW Golf eTSI Style 試乗レポート

「新型Golf」のエクステリアデザインは、先代と比べロー&ワイドが強調され、ドアハンドルを経由してリヤへと伸びるスライスラインによってシャープさが増してダイナミックな印象を受ける。幅広く力強いCピラーは、「初代Golf」から継承されているアイコンデザインだ

 
05.機能美をつきつめたダイナミックなエクステリアデザイン
約45年前に「初代Golf」がデビューして以来、「Golf」は日常ユースにおける高い実用性とクリーンで精度の高いデザインを常に融合させてきました。幅広く力強いCピラーは、「初代Golf」のアイコンデザインを現代へと受け継ぐもので、今にも走り出しそうなダイナミックな印象を生み出しています。
ひと目で「Golf」と分かるフロントデザインは、さらにスリムになったラジエーターグリル、ドアハンドルを経由してリヤへと伸びるシャープなスライスラインが最大の特徴。「新型Golf」は、ボディのあらゆる面が見直され洗練されたことによって、空気抵抗係数(Cd値)が先代の0.3から0.275に低減されており、改良された空力特性はさらなる低燃費に貢献し、風切り音の低減に貢献。実際、高速走行時も風切り音を感じることはなく、極めて高い静粛性と快適性を確保しています。
 

ボディサイズは、全長:4,295mm、全幅:1,790mm、全高:1,475mm、ホイールベース:2,620mm。実際に見ると、より低く、伸びやかで、ダイナミックに見えますが、そのコンパクトさは「新型Golf」になっても顕在。街中では取り回しが極めてしやすく、ドライブなど長距離走行時は大人5人のための十分なキャビンスペースと380ℓの荷室容量が確保されているので、あらゆるシーンで使い勝手の良いオールラウンダーとしての資質は十分に備えています。
また、「新型Golf」では、チルト&スライディングパノラマサンルーフを新たに開発し、「eTSI Style」と「eTSI R-Line」のラグジュアリーパッケージとしてオプション設定。このルーフはヘッドライナー前方に設置され、直感的に操作可能なタッチスライダーを使用して開閉する仕組みとなっています。外から見ると完全にガラスに覆われた新しいパノラマサンルーフは、従来のルーフと比べてジョイント部分が大幅に狭くなり、ガラス面積が5%拡大しています。高速での乱流とノイズを防ぐため、加速時には開いているルーフをわずかに閉じるように設定することも可能。快適性の向上とともにエクステリアをスタイリッシュに演出してくれます。
 

大きく開くハッチゲートの使い勝手は抜群!普段使いはもとより、レジャーでも十分な積載容量となっている

ラゲッジルームの積載容量は通常時で380ℓ、分割可倒式リアシートを折りたたむと最大1,237ℓまで拡大可能だ

新開発のチルト&スライディングパノラマサンルーフ。「eTSI Style」と「eTSI R-Line」でラグジュアリーパッケージを選択すると、プレミアムサウンドシステム“Harman Kardon”とセットで装着される

新型サンルーフはヘッドライナー前方に設置され、オーバーヘッドコンソールに設置されたタッチスライダーで直感的に操作が可能。開口部も広く、開放的な雰囲気を味わえる

06.インテリアアンビエントライトで気分に合わせて車内の雰囲気を変更可能
質実剛健というイメージがある「Golf」ですが、新型では「Active Basic」と「Active」で10種類のカラー、「Style」と「R-Line」で30種類のカラーを設定可能なインテリアアンビエントライトを標準装備。選択されたカラーは、ダッシュパネルのトリム、前後のドアトリム、4枚のドアの収納コンパートメント、フロントフットウェル(「Style」以上はリアフットウェルも追加)、フロントセンターコンソールの収納コンパートメントを照らし出します。
また、デジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」およびVW純正インフォテイメントシステムも、インテリアアンビエントライトと連動して選択された背景色に切り替わります。さまざまなインテリアゾーンに合わせて調整可能な個々のカラーに加えて、「ムードメニュー」をタッチするだけで、予め設定された照明モードを選択することも可能。暖かいオレンジの場合は「Infinity(インフィニティ)」、冷たいブルーの色合いの場合は「Desire(デザイヤー)」といったモードが用意されるなど、従来の「Golf」とはひと味違った遊び心がプラスαの魅力として搭載されています。
 

室内はインテリアアンビエントライト(カラー調整機能)によって、さまざまなカラーパターンに変更可能。しかも、変更箇所はダッシュパネルやメータークラスターのほか、ドアパネル、センターコンソール、フットウェルなど多岐にわたるので、室内の雰囲気は大きく変化する <出典:VGJ>

 

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