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【VW New Polo TSI Highline 試乗レポート】精悍なスタイリングの内側に高い基本性能を凝縮した本格派コンパクトハッチバック

エントリーカーとは思えない優れた高速走行性能を持つ「New Polo」。さすがはドイツ車と思える部分だ。

 

04 エントリーカーながらドイツ車らしい乗り味を実現
これまでのPoloは、市街地ではキビキビ軽快に走れ、高速道路では速くはないものの静かに安心して走れるという特徴があり、コンパクトハッチバックのお手本のような存在でした。
ところが、「New Polo」に乗ってみると、ドアを開けて乗り込む時からエントリーカーとは思えない重厚感が感じられ、走行時には高い剛性感と静粛性に加え、上質な乗り味とシャープでナチュラルなハンドリング性能を実感できます。とりわけ、高速走行時は事前の予想を上回る力強さと安定感があり、この点はいかにもドイツ車らしい味付けといえる部分です。
このような感覚は、まさにワンランク上のGolfでしか味わえなかったもの。その意味で「New Polo」は、今後のコンパクトハッチバックのあるべき姿を示してくれたような気がします。
上質な乗り味という点で忘れてはならないのがシートの出来栄え。「New Polo」のシートは、一見するとオーソドックスな形状ですが、実際に座ってみると硬くもなく、柔らかくもなく絶妙の座り心地。しかも、サイズは比較的大きめでホールド性も適度に確保されているため、長時間運転していても全く疲労を感じることはありません。

 

低速域では若干トルク不足を感じることもあるが、スピードが乗ってくると1ℓとは思えないほど元気な走りになる。その底力に脱帽!

 

シートはシンプルに見えるが、実は絶妙のクッション性、ボリューム感、ホールド性を確保。お蔭で長時間走行でも疲れ知らずだ。

コーナリングではロールを感じることもなく、思った通りのラインをトレースできる。そのハンドリングは素直でニュートラルな印象だ。

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