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Audi A3 Sportback 1st Edition 試乗レポート

最新のデザイン言語に則ってデザインされた「新型A3」のサイドビューは、ヘッドライトからテールライトへとつながるショルダーラインに加えて、「Audi quattro 」をイメージしたブリスターフェンダーと深くえぐられた凹面形状のドアパネルによって、流麗な美しさとSUVのような力強さが両立している

 

03.最新のデザイン言語に則って生まれたダイナミックなエクステリア
「いつの時代にも魅力的であり続ける、タイムレスなデザイン」というのが、Audiのデザイン哲学。これはAudiのデザイン部門を率いるマルク・リヒテ氏の言葉で、Audiにおける最新のデザイン言語となっています。
タイムレスなデザインとは、長い年月を経ても美しく魅力的であり続けるということですが、それは徹底的にシンプルでありながら、細部までこだわり抜いた際立つ個性を持たせることとAudiでは考えています。シンプルであることと個性的であることは、一見相反しているように思えますが、細部まで徹底的に無駄を排除し、高い工作精度で美しいプロポーションに仕上げられた工芸品が長い年月愛用されるように、実はデザインの世界ではシンプルさと個性は両立することが可能。ひと目でAudiとわかるプロポーションを実現しているのは、これをAudiが長年探求し続けているからです。
 

いつの時代も色褪せることのない瑞々しい美しさを追い求めるのが、Audiデザインのモットーだ <出典:Audi Japan>

「タイムレスなデザイン」を最新のデザイン言語に掲げてAudiのデザイン部門を率いるマルク・リヒテ氏 <出典:Audi Japan>

「新型A3」のエクステリアデザインは、最新のデザイン言語に則り、低くワイドなシングルフレームグリルとフロントエンドの大型エアインテークやエッジの効いたLED ヘッドライトが、プレミアムコンパクトカーのダイナミックなキャラクターを際立たせています。ヘッドライトからテールライトへとつながるショルダーラインに加えて、「Audi quattro 」をイメージしたブリスターフェンダー(膨れ上がったフェンダー)と、深くえぐられた凹面形状のドアパネルによって力強いサイドビューを形成しています。
リアに目を移すと、立体的なデザインのリアコンビネーションライトやフロントバンパーのエアインテークをモチーフに採り入れたリアバンパーが、ワイド&ローのプロポーションを強調。パネルによって覆われたアンダーボディ、エアロダイナミクスが改善されたエクステリアミラー、ブレーキの冷却機能などが空気抵抗の減少にも貢献しており、CD値は「Sportback」で0.28、「Sedan」で0.25を実現しています。
 

最近のAudi車のヘッドライトは、特徴的なデザインと優れた機能が盛り込まれていますが、「新型A3」にもマトリクスLEDヘッドライト+デジタルデイタイムランニングライトが採用されています。このライトは、3×5配列のLEDセグメントから構成され、特徴的なライトシグネチャーを生み出すことで、ひと目で「新型A3」であることを識別することができます。また、リアのダイナミックターンインディケーター(*)は、後続車へ曲がろうとする方向を印象的な光の流れで示してくれます。
(*)ダイナミックターンインディケーター:「Audi A3 Sportback 30 TFSI advanced」、「A3 Sportback 30 TFSI S line」、「A3 Sportback 40 TFSI quattro advanced」、「A3 Sportback 40 TFSI quattro S line」に標準装備。「Audi A3 Sportback 30 TFSI」にコンビニエンス&アシスタンスパッケージとしてセットオプション。
 

フロントはシャープで特徴的な造形のマトリクスLEDヘッドライト+デジタルデイタイムランニングライトおよびシングルフレームグリルによって、ひと目で「新型A3」であることがわかるデザインとなっている

リアにも優れた視認性を持つLED技術をインディケーター、ブレーキライト、テールライトなどに採用。右左折時には後続車へ曲がろうとする方向を印象的な光の流れで示してくれるので、とても美しく安全だ

04.「MQB」と熱間成型スチールの採用で高剛性、軽量化、優れた安全性を実現
「新型A3 Sportback」のボディサイズは、先代モデル比で全長は+20mmの4,345mm(advancedの値)、全幅は+30mmの1,815mm。ホイールベースに変更はありませんが、フロントのヘッドルームは+7mm、エルボールームは+6mm、後席ではショルダールームが+2mm、エルボールームが+3mmと、わずかながら室内空間が拡大しています。
また、横置きエンジン用プラットフォーム「MQB」が採用されていることに加え、キャビン骨格などボディの30%(重量比率)に熱間成型スチールを採用することで、高いボディ剛性と軽量化、優れた安全性を実現。実際に乗ってみると、Cセグメントのクルマとは思えない高い剛性感と安心感を実感することができます。
 

「新型A3 Sportback」は全長4,345mm、全幅1,815mm、全高1,450mmとコンパクトなサイズなので、日本の道路事情ではとても扱いやすい

 

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