04 マツダデザインの美学を感じさせるランプ形状
「MAZDA3」のボディラインの美しさに華を添えているのが、シンプルでありながらオシャレな印象を受けるランプ形状。「MAZDA3」では、ランプ形状にも「引き算の美学」の考え方が息づいており、無駄を削ぎ落として灯体としての本質を追求しています。具体的には、クルマの骨格や軸を感じさせる存在として「丸」の形と深さ表現に拘っており、マツダらしい生命感を感じさせるライティングを体現しています。
ヘッドランプは中心部分をシンプルなリング状に発光させ、同時に側面部分も発光させることで軸感を表現。リアコンビランプは4灯の丸型ランプとして、前方へ向かうようなグラデーション発光を採用しています。さらに、ファストバックでは立体的なアウターレンズによって塊感(かたまりかん)を表現することで、スポーティ感をさりげなく演出しています。
05 インテリアでも「引き算の美学」をしっかり体現
「MAZDA3」は、深化した魂動デザインのキーとなる「引き算の美学」をインテリアでもしっかり体現しています。例えばコクピットでは、人とクルマとの一体感をこれまで以上に強めるために、すべての機器をドライバーを中心として左右対称にレイアウト。そのうえで、コクピット以外の要素をシンプルに研ぎ澄ましていくことでコクピット自体の存在感を引き立て、まるでクルマと対話しているかのように運転に集中できる心地よいインテリアに仕上がっています。
実際にドライバーズシートに座って各部を操作してみると、インパネ、ステアリング、シフトレバーなどの操作系は、Cセグメントクラスとは思えないほど質感が高く、見た目にも高級感が漂っていて好印象。以前からマツダが強い拘りを持っていたドライビングポジションも、骨盤をしっかり支えるシート構造や最適なペダルレイアウトのお蔭で自然体で運転することができるので、疲労やストレスを最小限に抑えることが可能です。
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