fbpx

【メルセデス・ベンツ 新型Aクラス 試乗レポート】小さくてもメルセデス!マルチユースに対応するコンパクトハッチバック

新型Aクラスは、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)や部分自動運転機能など先進機能を数多く搭載している。

 

05 「Hi, Mercedes」と呼びかけると便利で楽しい世界が広がる
新型Aクラスは、メルセデス・ベンツとして初めて新開発の対話型インフォテインメントシステムMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を搭載しており、これが今回のフルモデルチェンジの目玉となっています。
MBUXには人工知能による学習機能が搭載されており、特定のユーザーに適応する個別対応能力を装備。自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールは、「Hi, Mercedes(ハイ、メルセデス)」と呼びかけると起動し、ナビの目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報などに加え、クライメートコントロール(エアコン機能のコントロール)、照明の調整などを音声でコントロールすることが可能です。MBUXならば運転中にスイッチ操作などのために視線をずらす必要がないため、大変安全で便利な機能といえます。しかも楽しい!
具体的には、「Hi, Mercedes」の後に「〇〇へ行きたい」といえば行き先をナビにセットしてくれたり、「少し暑い」といえばエアコンの温度を下げてくれたり、「FM京都を聞きたい」といえばラジオをチューニングしてくれたりといった具合にクルマと様々な対話が可能。新型Aクラスでは、まるで80年代に流行ったアメリカのTVドラマ「ナイトライダー」で出てきたナイト2000のような世界が実現されているわけです。
 

「Hi, Mercedes」と呼びかけるとMBUXの音声認識機能が作動し、「どうしますか?」と問いかけてくる。これが実に楽しい!

 

06 新型Aクラスならば休日のドライブが待ち遠しくなる!
MBUXは、運転に関連する会話のほかにユニークな隠し音声コマンドが搭載されており、まるでAmazon Echoのような会話をすることができます。もし、新型Aクラスに乗る機会があれば、「おはよう」とか「こんにちは」といった挨拶をしてみてください。きっと楽しい会話ができるはずです。さらに、「好きな色教えて!」とか「お気に入りの曲は何?」とか無茶ぶりをしてみると、思いがけない返事を聞けるかもしれません(笑)
新型Aクラスは、コンパクト・ハッチバックとしての使い勝手の良さやスポーティな乗り味といったクルマ本来の機能をしっかり抑えつつ、「対話」という新たな楽しみ方がプラスされており、休日のドライブが待ち遠しくなること請け合いです。これを機に、お近くのマツシマ・メルセデスディーラーで新型Aクラスの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
 

新型Aクラスは基本スポーティな味付けだが、乗り心地や居住性の良さも併せ持っており、使い勝手の良いコンパクト・ハッチバックといえる。

嵐山高雄パークウェイでのひとコマ。優れた対話機能を持つ新型Aクラスと一緒ならば、四季折々の自然に触れてみたくなるはずだ。

モータージャーナリスト / メディアプランナー小原 裕一郎(Yuichiro Ohara)

ビデオリサーチ、ニールセン、Yahoo! Japanを経てフリーランスに転身。本職はマーケティングや広告だが、1990年代からモータージャーナリストとしても活動しており、とりわけ4WDやSUVには造詣が深い。
趣味はアウトドア(キャンプ、釣り)、バイク、アマチュア無線(JI1DLD)。犬と猫が好き。

RELATED ARTICLES関連記事