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【メルセデス・ベンツ 新型Aクラス 試乗レポート】小さくてもメルセデス!マルチユースに対応するコンパクトハッチバック

桜が満開の京都・嵐山高雄パークウェイで新型Aクラスの走りを堪能。ワインディングではスポーティな一面を体験できる。

 

04 エンジンは想像以上にパワフル、走りもスポーティで抜群に楽しい
新型Aクラスのエンジンは、デルタ形シリンダーヘッドなど革新技術を採用した新開発の1.3リッター4気筒ターボ(M 282型)で、1997年から4代続くAクラス史上、最小のパワーユニットとなっています。最高出力は136ps(100kW)/5500rpm、最大トルクは200Nm(20.4kgm)/1460-4000rpmと数値だけ見ると大人しめのスペックですが、実際に乗ってみると静かで滑らかなうえにパワーやトルクも十分で、かなり速いという印象を受けます。予備知識がない状態で乗ると、1.8L程度のターボエンジンが搭載されているのでは?と誰もが思ってしまうほどパワフルなエンジンに仕上がっています。
 

オールアルミニウム製のM 282型エンジンは超小型、軽量、優れた動・静剛性が特徴。ターボは電子制御ウェストゲートの採用で低負荷域でも最適な過給圧を実現。

フロントサスペンションは、これまでのAクラスの伝統にのっとってマクファーソン式、リアはメルセデス・ベンツとしては初のトーションビーム式を採用。

新型Aクラスは、嵐山高尾パークウェイを3名乗車で登ってもパワーに不足はなく、どんどん加速して行く。

ワインディングでは思い通りのライントレースができ、ロールも少ないためスポーティなドライビングが可能だ。

足回りはフロントにAクラス伝統のマクファーソン式、リアにメルセデス・ベンツとしては初のトーションビーム式を採用。試乗車は、オプションの18インチAMGラインホイールを装着していましたが、市街地の不整路を走っても嫌な突き上げ感はなく、むしろシッカリ路面を捉えている感じで好印象。ハンドリングも軽快でキビキビとしたスポーティな走りが際立っていますが、一方で低速域から高速域までクセのない素直なハンドリングとしなやかな乗り心地を示すコンフォート性も持ち合わせています。
トランスミッションは7速DCTを搭載。次の変速ギアを予め準備するデュアルクラッチ機構が採用されており、シフトアップ/ダウンともクイックかつスムーズにドライビングができます。シフト操作は、他のメルセデス・ベンツ車と同様にステアリングコラム右側のレバーで行う方式。他のクルマから乗り換えると、最初は若干戸惑うかもしれませんが、慣れると実に自然で良く考えられていることを実感できます。
 

新型Aクラスには、シチュエーションに応じて個性豊かな走りを選べるダイナミックセレクトを搭載。選んだモードに応じてエンジン、トランスミッション、ステアリングアシストなどのパラメーターが変化する。

 

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