fbpx

スズキ 新型ハスラー HYBRID G 試乗レポート

インテリアは初代ハスラーのポップなデザインから、タフで機能的、そして遊び心を刺激する先進的なデザインに進化した。出典:スズキ

 
03. 3連インパネカラーガーニッシュを中核とした遊び心満載のインテリア
インテリアもエクステリアと同様にアウトドアテイストのタフで機能的なデザインとなっています。とりわけ、印象的だったのは、インパネのメータークラスター、センターディスプレイ、グローブボックスなどをポップな色使いで大胆に縁取った3連インパネカラーガーニッシュ。立体感のある特徴的な造形で、まるでアウトドアウォッチで有名なGショックのような雰囲気が漂っており、アウトドア好きならば乗るたびに気分が上がること間違いなしです。
一方で室内を見渡すと、ドアトリムとフロントシートの縁に3連インパネカラーガーニッシュと同色のアクセントが施されており、随所に遊び心満載の仕掛けがなされています。
 

ドアトリムやフロントシートの縁には、3連インパネカラーガーニッシュと同色のアクセントが施されている。写真はバーミリオンオレンジ内装。出典:スズキ

 
04.「HEARTECT(ハーテクト)」の採用で、より広く使いやすくなった室内空間
新型ハスラーのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mmで、従来モデルと比べると全高が15mmだけアップしています。ところが、ホイールベースは35mmも拡大されており、このアドバンテージは前後席間の拡大にそのまま採用。フロントシートのセパレート化とともにリアシートのスライド量も拡大されているので、小型車にも引けを取らないほど広く快適な室内空間となっています。
これはアンダーボディー構造の屈曲した骨格を滑らかにつなぎ、合理的でシンプルな形状にした新世代プラットフォーム「HEARTECT」による恩恵。このほか「HEARTECT」では、サスペンション部品を骨格の一部として利用するとともに、骨格同士が結合する強い部分を部品の固定に利用するなど、補強部品を減らしながら基本性能の向上と軽量化を両立しています。
 

初代ハスラーはスズキのFF車系軽自動車で最後の旧世代プラットフォームだったが、新型ハスラーでは新世代プラットフォームの「HEARTECT」が採用され、これまで以上に軽量化と高剛性化が図られた。出典:スズキ

 
05.ラゲッジスペースの防汚対策などSUVとしての実用性もしっかり確保
初代ハスラーで好評だったフルフラットシートやラゲッジスペースを防汚タイプにしている点は、新型ハスラーでも踏襲されており、SUVとしての基本性能はしっかり確保されています。また、フロントシート周りには10カ所以上に収納スペースが設けられているほか、ラゲッジスペースには販売店オプションで用意されているフックやバーを取り付けるためのユーティリティーナットを6カ所に装備。今回からリアシートのスライド量をラゲッジスペース側から調整できるようになったため、シーンに合わせて荷室容量の調整が簡単に行えるようになっています。
 

ラゲッジスペースには防汚対策が施されているほか、ユーティリティナットが6カ所装備されている。出典:スズキ

新型ハスラーでは、ラゲッジスペース側からリアシートのスライド量を調整できるようになった。これはとても便利!出典:スズキ

RELATED ARTICLES関連記事