長期テスト BMW320i M sport 最終回
およそ7か月に渡った長期テスト第1弾。ついにお別れの日がやってきました。
BMW320iMsportで走った5000キロは非常に濃密なドライブ体験でした。
これまでブログでも日々の使い勝手やクルマとしての能力の高さなど詳細に報告してきましたが、今回は総括してみたいと思います。
「ぴったりフィット、等身大の相棒」
5000キロを後にして感じることは、本当に運転しやすいセダンだということです。
ボディーサイズがコンパクトなのが一番の要因でしょう。京都の狭い碁盤の目の道でも持てあますことなく運転のわずらわしさを感じることがありません。
ただ単に運転しやすい車なら、世の中にあまたあります。
しかしこのクルマは、そこに濃密な人間と機械の対話があるんです。それを実現しているのは、剛性の高いボディー、気持ちよく吹けるエンジン、手に触れるハンドルやシフトレバー、アクセル、ブレーキペダルのしっとり感など、非常に質感の高い要素の組み合わせがなせる技です。
もちろんBMWには大きいサイズのラグジュアリーなセダンがあります。5も7も本当に素晴らしいマシンですが、やはりBMWの真骨頂は3シリーズにあり!といいたくなります。
「歴史的なクルマに乗る」
3シリーズは、まさにコンパクトセダンの歴史そのもの。マルニ(2002)時代から世界最高のコンパクトスポーツセダンと言われ続けて半世紀以上。私はこの30年ぐらいの歴代3シリーズに乗った経験がありますが、そのときそのときでトップランナーであり続けました。
セダンというフォーマルなスタイルのクルマでありながら、中身はまさにスポーツカーそのもの。その外観も次期型が発表された現在も、美しさとアグレッシブさを兼ね備えた非常にバランスの取れたスタイルです。まもなく日本にも新型3シリーズが導入されることになります。ということは現行型がお求めやすくなる!ということです。
「クルマがドライバーを育てる」
この7か月間で、私自身にも大きな変化がありました。テレビにラジオ、ニュースの編集責任者やスポンサー獲得のための営業活動、その他、社内外での活動はどんどん増えています。
取材活動はもちろん、家族でのお出かけ、あるいはゴルフにも常に320iとともに過ごしました。
バタバタしている日々のなかで、クルマに乗り込み、エンジンをかけて移動する時間が、自分にとって心の栄養補給になっていることに気づきました。
運転するという行為が疲労ではなく、リフレッシュタイムになるというのは、まさにマイナスの時間がプラスに変わるということで、これは素晴らしいことだと思います。
また12月に入り、フロムセブンミーティングという関西一円から嵐山高雄パークウェイにクルマ好きが一堂に会するイベントに320iとともに参加してきました。
たくさんのクルマ好きと交流でき、世界の名車を拝見することができて貴重な機会でした。
このブログの読者のみなさんもぜひ、機会があればご参加くださいね。
長期テスト第一弾はこれで幕を閉じますが、すぐに第2弾がスタートします。
次はどんな車種になるのでしょうか?
引き続き、お付き合いください!
1977年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。2000年KBS京都にアナウンサーとして入社。現在はニュースの編集責任者=ニュースデスクも務める。国政、府政などの選挙特番の司会、構成も手掛け、京都の政治、経済の現場を幅広く取材中。クルマ、ゴルフ、料理好きの3人の子どものパパの両面を併せ持つ。
MY CAR LIFE Vol.09「長期テスト BMW320i M sport 第3回」
MY CAR LIFE Vol.11「BMW M850i xDrive(4WD/8AT) 試乗速報」