集落を西へ向かうと、神社の看板が見えてきます。矢印に従いながら細い路地を進むと、奥津嶋神社(おきつしまじんじゃ)が出てきます。712年に、元明天皇の勅使により藤原不比等(ふじわらのふひと)が創建した神社で、沖島の人々には「宮さん」の愛称で親しまれています。社務所は無人ですが、流行りの御朱印はセルフで押すことができます。
奥津嶋神社からさらに階段を上ると山神神社があり、沖島漁港から連なる集落を望めます。沖島一の景観かもしれません。
海の無い滋賀県ですが、実は「離島」はあります。それが琵琶湖の東南に浮かぶ「沖島」です。
島の周囲は6.8kmで、島の全長は1.5kmほど。世界的にも珍しい淡水湖の中で人が住む島で、人口は約250人。その多くが漁業を生業とした生活をしています。島には自動車は無く、信号機もありません。昭和レトロな雰囲気が島のいたるところに残っていて、タイムスリップしたような感覚で散策を楽しめます。
沖島へは、近江八幡市の堀切港から、町営の定期船が一日12便運航しています。
堀切港の駐車場は来島者用と、在島者用に別れていて、観光客は港から徒歩5分ほど離れた来島者用に駐車します。
沖島までの所要時間はわずか10分。乗船券は船内にある自動券売機で購入します。普通車300円の駐車場代は、定期船乗降口横のポストに入れます。
沖島漁港のある島の東側には集落があり、昔ながらの民家が軒を連ねています。
立ち並ぶ家屋と家屋の間にある幅1~2メートルの細い路地は、「ホンミチ」と呼ばれる生活道路。その細い路地を三輪車に乗ったおじいちゃんおばあちゃんが元気に進んでいきます。車が乗り入れることのできない沖島では、重い荷物も運べる三輪自転車が必需品です。
民家の中には、沖島の漁師がとった魚を佃煮にするお店や、琵琶湖名産の鮒ずしの加工場もあります。
集落を西へ向かうと、神社の看板が見えてきます。矢印に従いながら細い路地を進むと、奥津嶋神社(おきつしまじんじゃ)が出てきます。712年に、元明天皇の勅使により藤原不比等(ふじわらのふひと)が創建した神社で、沖島の人々には「宮さん」の愛称で親しまれています。社務所は無人ですが、流行りの御朱印はセルフで押すことができます。
奥津嶋神社からさらに階段を上ると山神神社があり、沖島漁港から連なる集落を望めます。沖島一の景観かもしれません。
島内で食事ができるところは数ヶ所あります。
古民家を利活用した「喫茶いっぷくどう」では、手作りランチやケーキ、コーヒーなどを味わえます。
>>喫茶いっぷくどうのBlog http://ippukudou55.blog.fc2.com/
「沖島港屋」では、琵琶湖で取れた魚の佃煮やふな鮨、予約制で定食やうな丼などのお食事も可能です。
>>沖島港屋のHP http://www.takemado.com/minatoya.htm
沖島漁港すぐ目の前にある沖島漁業会館では、琵琶湖の魚を使ったお土産やお弁当を買うことができます。ビワマスやモロコ、小鮎などの琵琶湖の魚介や、沖島でとれたさつまいもや野菜など、沖島の幸がたっぷりはいっています。
沖島小学校の児童が企画したアイスクリーム「沖島のやさしいアイス」は、同校の校庭など島内で育てられたサツマイモを使ったもの。
「沖島よそものコロッケ」は、外来魚のブラックバスのことで、なかなか味わえない料理です。
鮒寿司や佃煮なども販売されていて、定期船を待つ間にお土産を買うにはここがオススメです。
>>沖島漁業協同組合のHP http://www.biwako-okishima.com/
最近では、沖島の風景がレトロで絵になると、テレビや口コミで広がり、観光客も増えつつあります。
観光で沖島を訪れる際のお約束事が
「路地を歩かれる際はお静かに」
「民家の敷地に入らない」
「勝手に島民の方の写真を撮らない」
島の人の暮らしがすぐ近くにあることを意識しつつ、島の雰囲気を感じていただけたらと思います。
0748-33-9779
滋賀県近江八幡市沖島町268-1
沖島町離島振興推進協議会HP https://montekite.com/
Facebook @okishima.monte