京、でかけよう。vol.71 〜曽爾高原で、全方位絶景の草原を眺める〜

夏は緑、秋は金色、すり鉢状に広がるススキの草原

駐車場から小道を抜けると、山一面を覆う大草原の衝撃的な景色が広がります。ススキの名所として人気の「曽爾高原」は、春から夏は緑の大草原、秋には金色に輝くススキの絶景を楽しむことができます。日中だけでなく、夕陽に輝くススキや、満点の星空と天野川の鑑賞など、一日中見飽きることのない絶景が続きます。
奈良県の東側、三重県との県境に位置し、日本で最も美しい村に加盟する曽爾村には、鎧岳、兜岳、屏風岩などの柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩壁があり、国の天然記念物に指定されています。それらに囲まれる曽爾高原は、一帯を覆う広大なススキの群生地で有名で、人気のハイキングスポットとなっています。
 

曽爾高原入り口

駐車場から数分歩くとこの光景が目に入る

 

そのまま高原の中を歩いて行くと、右手に現れるのが「お亀池」。この池は、ほとんどが湿地化し、希少な湿原植物が生育しています。9月中旬から11月中旬の「曽爾高原山灯り」の期間は、お亀池の周囲を約200個の灯籠で飾り、幻想的な雰囲気に包まれます。
広大な大地を感じながら斜面に向かう一本道を歩くと、テーブルやベンチが設置された芝生の広場があり、木陰でゆったりとした時間を過ごすのもいいでしょう。
そこから 丸太の階段を登って 亀山峠に向かいます。駐車場から、お亀池→亀山峠→亀山→お亀池と一周するルートは約1時間。平坦地の標高は約700mで、頂上の亀山は849m。遊歩道が整備され、歩きやすいルートですが、滑りにくいシューズをおすすめします。
 

曽爾高原ベンチ

草原の真ん中に唯一木陰をつくる松の木

曽爾高原亀山

頂上の亀山からお亀池へ降りる遊歩道は階段が整備されている

 
さらなる眺望を求めるには、亀山峠から逆方向に登り、標高900mの展望広場を目指しましょう。岩がむき出しの箇所もあり、トレッキングシューズまたは運動靴は必須です。展望広場に着くと、左には草原と森林の境界が稜線沿いに続き、眼下にはすり鉢状の斜面、右奥の集落の先には、鎧岳と兜岳が見えます。
 

曽爾高原展望広場からの景色

すり鉢状の草原が一望できる。中央がお亀池、左が亀山、右奥が鎧岳と兜岳

 
曽爾村の最高峰、日本三百名山の倶留尊山へトレッキング
本格的なトレッキングを楽しみたい方は、展望広場からさらに稜線を北上し、二本ボソ(標高996m)を経て倶留尊山(くろそやま)に至る登山コースを進みます。二本ボソは眺望が良く、三重の山々や、天気の悪い日には伊勢湾が見えます。日本ボソから倶留尊山へは、一度谷を80mほど下ってから、険しい岩場の急登を登ります。
岩をよじ登ったり、ロープにすがったりと、やがて広く平坦な倶留尊山の山頂(標高1037m)に到着します。

 

曽爾高原から二本ボソへ向かうルート

曽爾高原から二本ボソへ向かうルート

倶留尊山

標高1037.6mの倶留尊山の山頂

いわしの口からの景色

二本ボソから少しおりた絶景ポイントイワシの口からは三重の山々が見える

 

散策や登山の後はパノラマ露天風呂
曽爾高原の駐車場には、約150台の駐車スペースがありますが、週末の午後には駐車場を待つ列ができることもあります。渋滞がひどいときは、少し離れた「曽爾高原ファームガーデン」の駐車場に車を停めて、30分ほど歩いて曽爾高原に向かった方が早いかもしれません。曽爾高原ファームガーデンでは、レストランとお土産と、米粉パンや新鮮や野菜も売っています。隣接する曽爾高原温泉 お亀の湯」は、ナトリウム炭酸水素塩泉で、お湯はぬるっとしていて肌がしっとりする、美人の湯として人気です。露天風呂からは、兜岳・鎧岳を一望できます。
 

曽爾高原駐車場

曽爾高原 野口駐車場(普通車800円)

お亀の湯

曽爾高原温泉 お亀の湯

 

奈良 | HIKING |

曽爾高原

奈良県宇陀郡曽爾村太良路
駐)約150台、普通乗用車600円
※詳細はHPでご確認ください

https://sonimura.com/sightseeing/1/

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