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京、でかけよう。vol.62 〜450年続く伝統の技、 有馬人形筆の愛らしい姿。灰吹屋 西田筆店〜

450年続く伝統の技、 有馬人形筆の愛らしい姿。

筆の軸に色鮮やかな絹糸がかがられた美しい筆を起こすと、小さな人形がひょいと顔を出す愛らしくて美しい有馬人形筆。ここ有馬温泉の縁起物として長く受け継がれてきた伝統工芸品です。

 

店内には色とりどりの筆が並びます

店内には色とりどりの筆が並びます

 

その始まりは古く、創作したのは室町時代の筆職人。奈良時代に子宝に恵まれない孝徳天皇が妃と有馬温泉に逗留しめでたくご懐妊したという「古事記」に登場する故事にちなんで作られたのがはじまりです。
筆を傾けるとひょっこりと顔を出す、愛らしい子どもの人形。この人形こそが、その時に誕生した有間皇子なんだそう。

 

写真左の子どもの人形のほかに、大筆には殿や姫の人形が出てくるものも

写真左の子どもの人形のほかに、大筆には殿や姫の人形が出てくるものも

 

金の湯から湯本坂を上がると右手にある灰吹屋西田筆店

明治・大正頃までは、有馬温泉内に数件あったという人形筆の工房も、今ではこの灰吹屋西田筆店が唯一の製造元となりました。

金の湯から湯本坂を上がると右手にある灰吹屋西田筆店

繊細な手作業で生み出す美しい唯一無二の作品たち。

全て手作業で造られる、有馬人形筆。

 

とても繊細でありながら実用に耐える強さを併せ持つ、絹糸で描く模様

とても繊細でありながら実用に耐える強さを併せ持つ、絹糸で描く模様

 

 

軸の竹に描く模様は、およそ25色の絹糸と、無数ともいえる柄のバリエーションを組み合わせから生まれます。その組み合わせたるや無限大。店内に並ぶ筆全てが異なる表情を持ち合わせています。

 

日本刺繍の絹の平糸を使います

日本刺繍の絹の平糸を使います

「市松」、「矢絣」、「青海波」、「うろこ」の4種類の基本柄を応用して模様を描きます

「市松」、「矢絣」、「青海波」、「うろこ」の4種類の基本柄を応用して模様を描きます

筆を起こすと顔を出す小さなお人形

石膏の粉と米粉を混ぜて作られるお人形の顔も全て手作り。顔は一つ一つ異なり、愛嬌のある表情をしています。

筆を起こすと顔を出す小さなお人形

有馬人形筆の伝統技術を継承する唯一の筆店。有馬を訪れた際には、是非たちよって、その繊細な技をたのしんでください。

 

有馬 | 工芸品 |

灰吹屋西田筆店

 050-7125-1393
神戸市北区有馬町1160
営) 10時〜16時
休) 水・木曜日
※施設の詳細はHPでご確認ください

http://www.arimahude.com

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