世界遺産「下鴨神社」をあるく〜その2〜
ユネスコ世界文化遺産にも登録されている下鴨神社。その表参道に入ってすぐの場所に、老若男女問わず多くの女性が参拝するという下鴨神社の第一摂社「河合神社」があります。
女性たちのパワースポット「河合神社」で美を祈願する。
中門の看板には「女性守護 日本第一美麗神」と記されているのですから、女性が気に留めないわけがありません。河合神社のご祭神である日本第一美麗神とは、神武天皇の御母神になる玉依姫命(たまよりひめのみこと)であり、古くから女性の美の神様として信仰されてきたのです。
メイクアップして奉納する「鏡絵馬」。
河合神社で美人祈願をする際は、顔と双葉葵が描かれた「鏡絵馬」を奉納します。絵馬に願いを託すことで、外見だけでなく内面も磨いて美しくなるというこの絵馬、奉納の作法に特徴があり話題になっています。
手鏡の形をした絵馬に描かれた顔を自分の顔に見立て、お化粧を施します。絵馬にお化粧をするための場所も用意されていて、その名も「御化粧室」。
お化粧は自分のメイク道具を使って奉納するのが吉とされていますが、手持ちがない場合は神社で用意されている色鉛筆やクレヨンでメイクアップしても問題ありません。
お化粧が完成したら双葉葵が描かれた裏面に願い事と名前を記して奉納します。
絵馬を授与される際に渡される白い包みには、下鴨神社で育てられたお米が入っており、炊飯の際に一緒に混ぜて炊くと美女の神様にあやかることができると言われています。
ほかにも、美肌のご利益がある「御白石(おしらいし)」や、ポリフェノールが豊富な「カリン美人水」もある河合神社。今よりさらに美しさに磨きをかけるきっかけになる場所です。
075-781-0010
京都市左京区下鴨泉川町59
開閉門時間) 6時30分〜17時