京、でかけよう。vol.96 〜空へ駆け上がる道、伊吹山ドライブウェイ〜

車で標高1,260mまで一気に登るドライブウェイ

 
「空へ向かって駆け上がる」という表現がぴったりの絶景ドライブウェイが、滋賀県と岐阜県の県境の関ヶ原にあります。名神高速道路の関ヶ原インターチェンジ付近から、滋賀県の最高峰である伊吹山（標高1,377m）の9合目（標高1,260m）までを結ぶ「伊吹山ドライブウェイ」。山の急な斜面に切り開かれた、全長17kmにわたって続くワインディングロードです。
 

 
標高1000ｍを超える山を一気に登るため、標高によって風景は様変わりします。
料金所からしばらくは木々の中を走り、4.4km付近ではもう標高470m。眼下には古戦場の町、関ケ原が見渡せます。
標高が上がるにつれて展望が開き始め、町並みはみるみるうちに小さく、そして視界に空が占める割合が大きくなっていきます。
 
最初の展望スポットは、12km地点（標高900m付近）にある「上平寺越駐車場」。
岐阜・名古屋方面の濃尾平野が一望できます。
 

 

 
ここからは、終点の山頂駐車場までもうすぐということで、標高の高い山らしい景色に一変します。左側は岩の壁で、右の谷側は目がくらむ急な崖。空がどんどん近くなり、「空へ向かって駆け上がる」という感覚で車を走らせます。
 

 

 
終点の「山頂駐車場」は標高1260m。約600台収容の大きな駐車場があります。
駐車場の西側にはお土産や飲食コーナーのある「スカイテラス伊吹山」があり、店内で食事や休憩ができます。
展望デッキからは、びわ湖の湖北方面を琵琶湖と比良山地を望む雄大な景色を見晴らせます。
 

 

 

伊吹山の山頂へハイキング

 
伊吹山の本当の絶景を楽しむためには、山頂（1,377ｍ）までのハイキングをおすすめします。山頂駐車場からは3本の登山道が伸びていて、傾斜の緩やかな西登山道では片道1kmの約40分、急勾配ですが階段整備が整った中央登山道は片道500mの約20分。西登山道と中央登山道はジーパンにスニーカー程度の装備であれば歩けます。
周りには伊吹山より高い山が無いため視界を遮るものも無く、山頂からの眺めはまさに「絶景」。
ドライブとハイキングの組み合わせで、伊吹山をゆっくり楽しむのもいいでしょう。
 

 

 

夜景や星空を楽しむ夏季限定オールナイト営業

 
「伊吹山ドライブウェイ」は、夏季限定のオールナイト営業を実施します。8月31日までの週末やお盆期間などで24時間営業する。山頂付近で琵琶湖に沈む夕日を眺めたり、星座観察を楽しんだりできる。詳細は伊吹山ドライブウェイのホームページをご覧ください。
 
 
 

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