京都市の南に位置する伏見区は、京都市内中心部から気軽に行けるおでかけスポット。全国有数の酒造業のまちとして有名で、伏見の酒造りに欠かせない良質な地下水にも恵まれ、歴史に名高い名水も今に伝わっています。そんな伏見の名水が息づく歴史スポットを巡るドライブでは、清らかな自然と歴史を肌で感じられるとともに、自然の恵みたっぷりのカフェランチが楽しめます。
古代の遺跡から幕末の動乱を伝える史跡まで、歴史ファンを魅了する観光地・伏見。古くから農業が盛んに行われ、水路も発達してきた地域なので、水と緑の豊かな景観も楽しめます。また、昔ながらの街道や酒蔵、にぎやかな商店街など、日常的なまちの風景も魅力のひとつ。今回は京都駅から車で約20分のところに位置する、深草・伏見桃山エリアにあるスポットをご紹介します。
安産祈願の神社と知られ、徳川家康や豊臣秀吉とのゆかりも深い「御香宮(ごこうのみや)神社」。神社の名前は平安時代、境内に香りの良い水が湧き出たことを受け、清和天皇より「御香宮」の名を賜ったといわれています。神社名の由来となった「御香水」は、昭和60年に現・環境省の「名水百選」にも選出されました。拝殿を見上げると、波打つような水の絵。伏見が豊かな水のまちであることを象徴するような装飾にもご注目ください。
「御香宮神社」から車で約5分。5月5日の「菖蒲の節句」発祥の祭りといわれる「藤森祭」を5月に執り行い、勝運と馬の神様として競馬関係者や競馬ファンの信仰をあつめている「藤森(ふじのもり)神社」。昨今は日本刀「鶴丸国永(つるまるくになが)」ゆかりの神社として若い世代を中心に注目されています。6月になると、境内の紫陽花苑では約3,500株の紫陽花が開花。初夏の風情が満喫できます。そんな「藤森神社」の境内に湧くのが「不二の水」。現在も多くの人が汲みに訪れる伏見の名水のひとつです。
名水巡りの後は、様々なお菓子を手がける創業150年以上の京都の老舗「伊藤軒」へ。2015年には、伏見稲荷大社が創建された稲荷山の南麓側に位置する大岩街道沿いに、ショップや体験工房を併設したカフェをオープン。幅広い世代が憩う、伏見の人気スポットになっています。
季節のフルーツをふんだんに使ったパフェやアップルパイはもちろん、野菜ソムリエが考案した野菜ランチもおすすめ。旨みたっぷりの新鮮野菜はボリュームも十分。ヘルシーなランチでおなかとこころを満たしましょう。
075-611-0559
〒612-8039 京都市伏見区御香宮門前町174
営) 9:00~16:00(最終入場15:45)
休) 臨時休館あり
石庭の拝観200円
https://gokounomiya.kyoto.jp/
Facebook @Gokoguofficial
075-641-1045
〒612-0864 京都市伏見区深草鳥居崎町609
境内参拝自由
http://www.fujinomorijinjya.or.jp/
Twitter @fujinomori505
0120-929-110
〒612-0829 京都市伏見区深草谷口町28-1
営) 10:00~18:00
ランチ11:00~14:00
カフェ10:00~11:00(10:45 L.O)、14:00~18:00(食事 17:00 L.O、飲み物 17:30 L.O)
休) 原則毎週水曜日
https://www.kyoto-itoken.co.jp/
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