2.時代の感性と対話を繰り返すこと
世界一のハンドツールを目指し、一切の妥協を排し創造したネプロス。強さ、軽さ、使いよさ、そのすべてを高次元で実現するためには、従来の常識を超えた新しい設計が必要でした。たとえばラチェットハンドルに求められる機能の中でも特に重視されるのは狭小スペースでの作業性。ネプロスのラチェットハンドルは、世界最小クラスの90枚ギアと7段クロウによる精密かつ強靭な駆動機構を採用。送り角4度というかつてない小ストロークでの作業が可能となり、狭小スペースでの作業性が飛躍的に向上しました。
しかし、常にカーテクノロジーが時代の要請に従って進化を止めないように、ハンドツールも、メンテナンスのプロフェッショナルたちの感性を刺激し続けなければなりません。新たな技術を取り入れながら、さらなる高みを目指すKTCのモノづくりのスピリットこそがネプロスなのです。
「鉄紺(てつこん)」という言葉をご存知ですか?
…鉄紺(てつこん)は日本の伝統色で、JIS規格「物体色の色名」では「ごく暗い紫みの青」とされています。藍染めを繰り返して得られる古くから親しまれてきた色ですが、特に藍染めの盛んだった江戸時代には一般的な色でした。2018年1月から数量限定発売のネプロス「鉄紺シリーズ」は、真空めっき「イオンプレーティング」を表面処理に採用。ニッケル×2+クロム+iP(イオンプレーティング)の4層構造で美しさと機能を高次元で両立しています。光の当たり方や角度によって、深みのある青から黒に近い濃紺まで変化する、趣のある深い輝きをお楽しみください。