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MtK Contemporary Art「山中サマーソルトキック」展(7月31日 – 8月29日)

マツシマホールディングスが運営する現代アート専門のギャラリー「MtK Contemporary Art」では、2021年7月31日(土)〜8月29日(日)の期間、サテライト展示「mtk+」の第2回目として『山中サマーソルトキック』展を、隣接するCAFE Dot.Sを会場として開催します。
mtk+(エムティーケープラス)は、これから活躍が期待されるアーティストの発掘と支援を目的とした、現代アートの展覧会です。その第2回目として、滋賀県大津市山中町にある共同アトリエ「山中suplex」のメンバーをゲストに迎えた展覧会『山中サマーソルトキック』とワークショップを開催します。

山中suplexは、2014年に設立された滋賀県大津市山中町にある共同アトリエです。京都の市街地から車で約15分、京都と滋賀の県境にある比叡山に位置しており、樹脂、金属加工、石彫や、木工などの立体表現や、屋外での大規模な作品制作を実現することが可能です。当初から段階的に制作スペースや専門機材などを拡充し、2016年からは半屋外の「山中suplexギャラリー」も設置しました。
個人制作だけに限らず山中suplexとしても、イベント、展覧会、ワークショップなどを企画・実施しており、2019年からアーティストの積極的な国際交流を目的とした「山中アーティスト・イン・レジデンスオーダー」を開始しました。
制作だけではなく発表のスペースとしても機能しつつ、芸術家による持続可能な活動への支援、芸術家同士のフレンドシップに重きを置き、日々活動しており、現在は12名のアーティストやキュレイターが山中suplexに在籍しています。
本展覧会では、有志のメンバー6名(勝木杏吏、木村舜、坂本森海、前谷開、村上美樹、若林亮)で構成されています。出品作家6名はそれぞれ、写真、陶芸、鉄彫、絵画、ぬいぐるみなどの様々なメディアで作品を制作しており、見て触れて楽しめるような展覧会となっております。
素敵なカフェの空間で、夏の暑さを蹴り飛ばすような、私たちのサマーソルトキックによる爽やかな風を是非ご
体感ください。

■ 山中suplex『山中サマーソルトキック』展概要 ■
開催日時:2021年5月29日(土)〜7月19日(月) 10:00〜18:00
開催場所:MtK Contemporary Artに隣接するCAFE Dot.S
住所:京都市左京区岡崎南御所町20-1(smart center 京都,the garden敷地内)
定休日:月曜日
電話番号:075-754-8677
WEB:https://mtkcontemporaryart.com/mtkplus.html
Instagram:@mtk_plus
 
 
勝木 杏吏/Anri KATSUKI
2015年に多摩美術大学大学院を修了。
主に金属を用いて作品を作る。美術教育の仕事に携わりながら、野外彫刻や壁掛け彫刻を手掛け、コンスタントに展示を重ね制作活動を続けている。近年は、金属の表面を磨いた後に炙って色を付ける独自の手法により、鉄を藍色に輝かせた〝藍染シリーズ〟を主に発表。
勝木 杏吏
 

木村 舜/Shun KIMURA
1992年 京都府生まれ。2017年 京都造形芸術大学大学院修了。
人間をモチーフとした立体作品や絵画作品の制作を行い、自身の視点からみた人や人間のような何かを創り出していく事によって、現在社会に生きる人間や自分自身を表現しようと試みている。主な展覧会に、「混乱する今において表現された人の性や感情」gallery Marco(大阪、2020)、「アートフェア東京」(YUKIKO MIZUTANIから出品、2021)など多数参加。
木村 舜
 
坂本 森海/Kai SAKAMOTO
1997年 長崎県出身。2019年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。プリミティブな事象や動向を着目し、自らで実践することにより、その過程を作品として捉えている。陶芸を主体に制作しており、さまざまな地域の粘土を自ら掘り、自作の土窯で炭を燃料に作品を焼成している。主な個展に、「器、人に似ている」(ギャラリーマロニエ/京都、2018)、グループ展に「Meteoron:11人の人たちにとってローカルになるから」(Art space TARN 滝野邸/奈良、2020)など多数。
坂本 森海
 
前谷 開/Kai MAETANI
1988年 愛媛県生まれ。2013年 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)大学院 芸術研究科表現専攻修了。
自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。
主な展覧会に、「六本木クロッシング2019 展:つないでみる」(森美術館、東京、2019)「夜は昼、昼は夜を」(Art Center Ongoing、東京、2020)など。
前谷 開
 
村上 美樹/Miki MURAKAMI
1994年 秋田県生まれ。2019年京都市立芸術大学 大学院美術研究科 修士課程彫刻専攻 修了。現在は京都を拠点に、”記憶の書き留め”を重きに置き、立体造形・インスタレーション作品の制作・発表を行う。主な展覧会は2021年天理市アーティストインレジデンス成果発表展「オブジェクトの声を聞く旅に出ること」(Art-space TARN、奈良) 2020年「道にポケット」(京都市立芸術ギャラリー@KCUA)、2019年「群馬青年ビエンナーレ2019」 (群馬県立近代美術館/群馬)など。
村上 美樹

若林 亮/Ryo WAKABAYASHI
1985年 大阪府生まれ。鉄と、その周りを取り巻く環境や空間全体を多角的に捉え彫刻を制作する。また物質としての鉄と自然、そして人との関係性を彫刻・インスタレーションなどで表現する。主な展示に「越後妻有アートトリエンナーレ」(2009.2012 新潟)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013.2016 香川)、「ART Rainbow Project」(2017 韓国、2018 ドイツ)、2020年の個展に「Daily Work」(JARFO アートスクエア)、「彫刻と人、その空間において」(JARFO 京都画廊)、「循環する只中に」(同時代ギャラリー)など。

若林 亮
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■ 7月31日(土)セルフポートレイト撮影ワークショップ開催 ■
セルフポートレイト撮影ワークショップ
講師:前谷 開
セルフポートレイト、あるいは自撮り・セルフィーと言い換えると伝わりやすいでしょうか。セルフポートレイトとは、作者自身の姿を写した肖像写真のことです。セルフポートレイトとは、作者自身の姿を写した肖像写真のことです。私は普段、写真や映像を使った作品を制作していて、その中には私自身のセルフポートレイトがしばしば登場します。私の作品の一つに、カプセルホテルを“現代の洞窟”に見立て、カプセルの壁に絵を描き、その様子を自分自身の姿と一緒に記録した《Kapsel》と言うシリーズがあります。カプセルホテルという普段の生活とは異なる空間へ赴くこと、自身への客観的な視点をカメラに委ね、切り離すことによって、普段意識することのない自分自身の表情が写真に写されます。
今回のワークショップは、このような私の作品制作のエッセンスを、穏やかに参加者のみなさんと共有しようとする試みです。自分自身の写真を撮り、後日、作品として展示されている自分の姿と出会うことで、それぞれに自身の新たな一面を見つけていただければと思います。

日程:7月31日(土)
時間:10:00〜12:00/14:00〜16:00
場所:《集合場所》MtK Contemporary Art、《実施場所》岡崎公園周辺
対象:全年齢対象(未成年の場合、保護者の了承必須)
定員:各日午前1名、午後1名まで
参加料:一人 3,500円(税込)
お申込先 https://workshop001mtk.jimdofree.com

■ 8月22日(日)大理石でペンダントor箸置きをつくろうワークショップ開催 ■
大理石でペンダントor箸置きをつくろうワークショップ
講師:勝木杏吏
ものをピカピカに磨くことの面白さを体感してもらうために大理石を磨きます。子どもから大人まで無心に楽しんで、そして最後は自分だけの綺麗な作品を持ち帰っていただきます。
日程:8月22日(日)
時間:10:00〜11:30/13:00〜14:30
場所: MtK Contemporary Art 2階
対象:10歳〜大人
定員:2部制、各7名まで
参加料:一人 1,500円(税込)
お申込先 https://workshop001mtk.jimdofree.com

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