bistro plus（ビストロ プリュス）

炭とスパイスを駆使したカジュアルフレンチ

 

特製スパイスカレーや炭火を駆使したステーキ、ココットで豪快に仕上げた煮込み料理など、フランス料理をベースに、京都の素材や様々な国の料理やエッセンスを“plus”して新しいビストロを提案します。
この地区のシンボルである平安神宮をはじめ、京都市京セラ美術館や京都市動物園を擁する岡崎は、連日多くの観光客で賑わう“文化地区”。店舗設計は、カジュアルでありつつもコンテンポラリーな京都暮らしに見合う良質な空間を演出しています。
2階建ての町屋を改装し、1階はカウンターとテーブル席、2階の12席は接待や貸し切り空間としても利用できます。１階は平安神宮の鳥居を想起させる東⻄のキー・エレメントとして、カウンターにはペルシアンレッド・トラバーチン（赤い縞目柄の大理石）を、中庭の塀には京錆土の左官を併置することで、この地区に呼応する親和性を作り出しています。また床材には、修学院離宮の一二三石へのオマージュとして、深草土の三和土をベースに多様な食材への連想を誘う各地の天然石の端材を彩りとして埋め込みました。他にも随所に真鍮、天然石、古材を散りばめることで、古今東⻄の素材が混淆しつつ、経年変化を楽しめる滋味深い空間に仕立て上げています。
さらに、空間の余白をマツシマが運営する現代アートギャラリー『MtK Contemporary Art』に関連するアーティストの作品で満たすことで、爽やかな現代性を加えています。
歴史と現在が交錯する空間で、「世界各地の素材」と「京都の風土」が織りなす心躍る時間をお楽しみください。