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MY CAR LIFE Vol.34 「 Audi A8 55TFSI quattro 長期テスト最終回」

いよいよ最終回・・・
 
当初の予定よりも少し長く過ごしたA8との生活もいよいよ終了となりました。
「このままずっと乗り続けたいな」「でも夢はいつか覚めるものか」などいろんな思いが胸をよぎりますが、テストという性格上、お別れが来るのは致し方ありません。
私が担当しているテレビ番組「KyobizX」のスポンサーをしていただいているマツシマホールディングスさんとKBS京都との契約で、長期テストを行いブログでその都度ご報告をするということになっているので、業務の一環で様々なクルマに乗っているのですが、それにしても今回のA8は、あまりに高級であまりに分不相応という「えらいクルマの担当になったなあ」と怖気づいたのも事実です。実際、乗り始めてみるとシートにしてもハンドルにしても、シフトレバー、液晶画面など肌に触れる部分の質感が抜群で全てが心地良いんです。
でもその都度「君にはこのクルマの本質がわかるのか?」と問われているような気もしました。「このクルマにふさわしい人間なのか?」と。

 

Audi A8 55TFSI quattro

 

 
背伸びする日々
 
最高のクルマに相応しい人間になりたい。せっかく乗せていただいているのだから「似合ってるね!」と言われたい。と思って、身に着けるものであったり洋服であったり、高価なものは手が出ませんが、気をつかうようになりました。クルマへの乗り込み方、降り方、何より運転の仕方も意識するようになりました。いわゆる背伸びです。でも、それが一日一日の積み重ねで習慣になり、無意識の間に、明らかにこれまでとは違う自分がそこにいました。

 

クルマに育てられることがある
 
大リーガー養成ギブスというと、随分懐かしい話になりますが、私にとってA8は紳士養成ギブスのような存在です。大雨のときも猛暑のときもどんなときもA8に乗り込みドアを閉めると車内は静寂に包まれしずしずと走り出し、エアコンも常に静かだけど強力で快適な環境を提供してくれます。それはときに過保護だと思うほど(たとえばマッサージ機能など)。しかし、この経験はお客様を会社にお迎えするとき、あるいは番組にゲストを迎えるとき、A8の車内で感じるようなあの心地よさを提供したいと考えるようになりました。
飲食店に出かけても味はもちろんですが、どのような心構えでお客さまをもてなしているのか?など、さまざまな事象で注目するところが変わってきたんです。
これはまさにクルマに育てられているということができるのではないでしょうか?

 

Audi A8 55TFSI quattro

 

 
実用面を検証する
 
およそ6,000キロを走った結果、燃費の平均はリッター7.5キロでした。街中と高速の割合は半々ぐらいです。高速中心だとリッター10~11キロ、街中だとリッター5~6キロというのが正直なところです。もちろんハイオク指定なのでガソリン代はかかります。A8を購入できる人にとっては気にならない数字かもしれませんが、一回の給油で1万2000円という数字を見ると、「もう少し燃費良くてもいいかな?」とサラリーマン感覚が出てきてしまいますが、このクラスのクルマとしては良くもなく悪くもなくといったところだと思います。もう一つ実用面では、京都ではかなりデカい!ということです。デカいことによる恩恵は広い室内空間、5人がストレスなく長時間移動できる、トランクも大きいので荷物もたくさん詰める、押しが強い、などたくさんあります。ただ、狭い道でのすれ違いに気をつかう、狭いコインパーキングでは、ほぼはみ出しそうになりドアが開けづらいこともある。月ぎめの駐車場でも中には駐車を断念しなければならない場合もある、など気をつかわなければならないことも正直あります。ここに関しては、たくさん装備されているカメラ、そしてセンサーを駆使することでカバーできます。ギリギリのところにピタッと停めることはできます。そこは心配ありません。ただギリギリになるというのは事前に認識しておいたほうがいいと思います。
 

人生を変えたA8
 
背伸びをし続けた1年弱でしたが、この間、私はA8を運転しながら様々なことを考えました。引っ越しもしました。社会福祉のボランティア活動も加速させました。そして春から大学院に入学。人生の大きな決断をいくつもしました。それらについて考えたのはA8の中でした。40代になり社会人人生も折り返し。「人生一度きりだぞ! 思うように生きてみろよ! 守りに入るな! アグレッシブに人生を楽しんで酸いも甘いも味わい尽くせ!」と教えられたような気がします。そして自然と前向きな一歩を踏み出すことができました。
A8はしゃべりませんが、テスト期間で様々なことを教えられました。激戦の最高級車クラスではありますし、それぞれライバルも素晴らしいクルマです。性能面での差は僅差ですが、どこで差が生まれるのか? それは乗ることによる人生の考え方に対する影響だと思います。私にとってはこの時期にA8に出会えて一歩踏み出せたことです。
人生をアグレッシブに楽しみたい。守りよりも攻めていきたい。そんな人にA8はピッタリです。京都でA8とすれ違う機会が増えれば、街自体がおもしろくなってきそうな気がします。

 
 

竹内氏スマイル

KBS京都キャスター竹内 弘一 たけうち こういち

1977年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。2000年KBS京都にアナウンサーとして入社。入社2年目からは報道記者を兼務し、事件、政治、教育、大学担当などを歴任。25歳でニュース番組のメインキャスターを担当し「現場で取材し責任をもってニュースを伝える」スタイルを確立。国政、府政などの選挙特番の司会、構成も手掛け、京都の政治、経済の現場を幅広く取材。現在はフリーに転身。クルマ、ゴルフ、料理好きの3人の子どものパパの両面を併せ持つ。

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