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MY CAR LIFE Vol.28 「 Audi A8 55TFSI quattro テスト第3回」

わかった!! A8は最高の京料理だ!
 
長期テスト3回目のリポートです。Audi A8に乗り出して3カ月。
最初から「このクルマは何なんだ?」という問答を自分のなかで繰り返してきました。
長期間乗るからこそわかったことがあります。
 

竹内弘一さんとAudi A8

祇園のメインストリート花見小路通

 
どうして「京料理」なのか?
 
Lセグメントと呼ばれる激戦区にはA8のほかにメルセデスベンツSクラス、BMW 7シリーズ、レクサスLS、ジャガーXJ、マセラティクワトロポルテなど世界トップクラスの高級車がひしめきあっています。
Sクラスは「安心感」、7シリーズは「スポーティ」、LSは「静かさ」、XJ「ブリティッシュネス」、クワトロポルテ「官能」など、一言でキャラクターを表すことができるほど個性があります。
A8はAudiの「技術による先進」という企業姿勢を最も体現しなければならないフラッグシップですが、乗り始めてしばらくの間、明確な個性を感じることができませんでした。
乗り始めの印象は正直それほど良くなかったんです。
ここから述べることは、Lセグメントの中で相対的に比較した印象ですので、非常にハイレベルで、単体で乗る分にはすべての点で1,000万円超えのクルマに求められるものは一通り満たしていることを前提としたものです。(ちなみに上にあげたLセグメントの各車にはすべてかなり長時間試乗しています)
「それほど乗り心地が滑らかではない」「エンジン音もそれなりに聞こえるし、うなる感じもある」「ほかのクルマで感じられる明確な個性がない」「評価が非常に難しい」というものでした。何度も繰り返しますが、不満を感じるものではなく、非常にハイレベルな水準を満たしたうえでのお話です。
A8の魅力を言語化できないんじゃないかと心配になってきたころです。
1か月が経ち、2か月も過ぎたころでした。
何気なく一人でクルマを走らせていたときに浮かんできた言葉が「京料理の名店でいただくお出汁」だったのです。
 

竹内弘一さんとAudi A8

花見小路通

 

京料理のなかでも「椀物」
 
京料理は、ご存知の通り、非常に薄味なのですが、その奥にあるお出汁のうまみと香りを感じることができて、これが心の底から「おいしい!」とうなってしまうほど、深い感動を得ることができます。そして、飽きることはなく、またすぐにいただきたくなる。そしてからだにも優しい。「椀物」で、その料理人の腕前がわかる!といわれるぐらい、お出汁の味は繊細で、京料理の真髄ともいえるものです。
A8は、ほかのLセグメントのライバルほど明確な個性はないかもしれません。味も濃くないかもしれません。ただ、毎日でもいただきたくなるような、からだに優しい「薄味だけど深いうまみ」があるクルマなんです。
だから、乗れば乗るほど身体に馴染み、アクセル、ブレーキを踏み、ハンドルを回すという運転行為自体、何も考えなくても自然に行うことができ、知らないうちにA8と自分が一体化していることに気づいたんです。
これは急いでお出汁を作りたいときにいれるインスタント顆粒のものでは到底出ない、じっくりと時間をかけて良質な昆布から出汁をひいたホンモノのお出汁にしか出せない味だと思います。

 

竹内弘一さんとAudi A8 建仁寺

建仁寺

 
この評価に共感いただいてます
 
このブログをはじめとして、テレビやラジオで「A8を長期テストしています」と公言しているので「一度見てみたい」とか「乗ってみたい」と知り合いの方からリクエストいただきます。その都度、「A8ってどんなクルマですか?」と聞かれます。
最初は「う~ん。僕もまだよくわからないんですよ」と答えていましたが、
最近「最高の京料理のお出汁みたいなクルマですよ」と言って、乗っていただくと「なるほど!言い得て妙だね!」と褒めていただけました。
 
 

竹内弘一さんとAudi A8

八坂神社 南楼門

 
最高のお出汁をず~っと味わっていたい
 
Audi A8の長期テストも折り返しを迎えて後半戦に入ってきました。
駐車場にA8を取りにいくと白い堂々としたボディサイズですが、繊細なプレスラインと上品な佇まい、圧倒的なかっこよさで出迎えてくれます。毎回、思わずにやけながらクルマに乗り込み、スタートしています。
最近は梅雨前線による大雨で各地に被害が出ています。京都でもバケツをひっくり返したような雨が降ることも珍しくなくなりました。そんななかでA8のクワトロシステムが絶大な安心感を与えてくれます。四輪駆動のパイオニア、Audiの悪路での走破性は間違いなく世界一です。ただ、そのシステムの存在感は、あくまでも控えめ。ドライバーがわからない間に、車体の挙動を安定させ、目的地まで黙々と働き続けてくれます。
A8の本当の魅力に気づくまで時間がかかりましたが、わかってしまうと離れられなくなる奥深い魅力がそこにありました。A8を乗り継がれる方が多いのも納得です。
この先、どれぐらいの期間、一緒に生活できるかわかりませんが、別れが来るそのときまで、最高のお出汁を味わい尽くしたいと思います。

竹内弘一さんとAudi A8 高台寺

高台寺 表門

 
 

竹内氏スマイル

KBS京都キャスター竹内 弘一 たけうち こういち

1977年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。2000年KBS京都にアナウンサーとして入社。入社2年目からは報道記者を兼務し、事件、政治、教育、大学担当などを歴任。25歳でニュース番組のメインキャスターを担当し「現場で取材し責任をもってニュースを伝える」スタイルを確立。現在はニュースの編集責任者=ニュースデスクも務める。国政、府政などの選挙特番の司会、構成も手掛け、京都の政治、経済の現場を幅広く取材中。クルマ、ゴルフ、料理好きの3人の子どものパパの両面を併せ持つ。

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