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MY CAR LIFE Vol.16 「New BMW X5 xDrive35d M sport 試乗速報」

X5ここに完成

初対面のX5は、一見どこが旧型から変わったのかわからないぐらい全体のフォルムはキープコンセプト。フロントのキドニーグリルがこれ以上は大きくできないというぐらい大きくなり、リアのライトが水平基調になったので、ようやく新型だとわかりますが、一目でX5とわかるフォルムは旧型から完成度が高かったのかもしれませんね。

 

 

インテリアも最新デザインにアップデート
進化度合いの大きさを感じるのはむしろインテリアです。5シリーズに始まり、8、3という順番でリリースされてきた新世代のインテリアデザイン。SAV(BMWではスポーツアクティビティヴィークルといいます)であるX5のワイルドかつフォーマルな雰囲気にしっくりきていると思います。

 

 

超絶ディーゼルの快楽
運転席に乗り込み、エンジンをかけても室内にはほとんど音が聞こえません。「あれ? これガソリンエンジンだったかな? それにしても遮音がしっかりできていて高級感があるなあ」との印象です。そしてアクセルを踏み込んで走り出した瞬間、怒涛のトルクで重い車体は押し出され、滑らかに吹けあがります。「なるほど! これがX5の完成形だ!」と思わず叫んでしまいました。3リッター直列6気筒ターボディーゼルは262ps 620Nmを発生し、燃費はJC08モードで14.4km/l、WLTCモードで11.7km/lです。とにかく滑らか軽やかかつ速い! 振動少ない! 私が今まで乗ったディーゼルエンジンの中でベストエンジンです。

 

ロングドライブに最適
試乗した日は舞鶴で取材があったので、京都縦貫道から舞鶴若狭道で片道1時間半ほどのドライブでしたが、こんなに疲労感が少なく快適にドライブできたのは初めてです。
なんでこんなにいいんだろう? といろいろ考えを巡らせてみたのですが、やはりトータルバランスでしょう。

 

マニアックな話(乗り心地編)
2000年代初頭に初代X5で初めて高級SUV市場へと参入したBMWですが、20年近くたってSUV(BMWはSAVですが……)のベストバランスを見つけたのではないか? と感じます。ちょっとマニアックな話になりますが、いまBMWは背の低いモデル(セダン、クーペなど)はどんどんスポーティーな方向にしていて、多少乗り心地が硬くても思うがままに動かせるモデルを生み出しています。一方、SUVはどんどん乗り心地が良くなっていて、昔セダンに求められていた快適性が今度はSUVに求められるようになったのでしょう。背の高いクルマはどうしても重心が高いので、安定して走らせるためには足もとを締めて乗り心地もゴツゴツしてしまい振動も多くなりがちでしたし、背の高いクルマはそういうものだという認識でした。ところが、日本では特にセダンが減り、SUVやミニバンが主流となった今、求められるものが変わってきたのです。私はすごく良い傾向だと思います。

 

唯一の欠点は・・・
BMW X5の日本で使う上での欠点はデカすぎること(笑)。特に横幅。街中では取り回しに気を使います。

 

竹内弘一の太鼓判
ただ、それ以外は欠点がない。まさにX5ここに完成というクルマに仕上がっています。快適で速くて燃費も良くてかっこよくて最新の安心安全装備も満載でというモデルが1000万円を切ってきたというのも大きなニュースかもしれませんね。
ぜひご自身の目でお確かめください。絶対おすすめです!

試乗したモデル
X5 xDrive35d M Sport 8速スポーツAT 5ドア 右 ¥9,990,000
全長x全幅x全高 4,935×2,005×1,770mm
ホイールベース 2,975mm
ラゲージ・ルーム容量 650リットル (後席折りたたみ時 1,870リットル)
定員 5名、7名(3列目シート装備車の場合)
<エンジン>
型式 B57A30A
種類 直列6気筒DOHCディーゼル
総排気量 2,992cc
最高出力 195kW〔265ps〕/4,000rpm (EEC)
最大トルク 620Nm〔63.2kgm〕/2,000-2,500rpm (EEC)
<燃費消費率>
燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値) 14.4km/ℓ
燃料消費率WLTCモード(国土交通省審査値) 11.7km/ℓ
市街地モード:8.7 郊外モード:11.8 高速道路モード:13.7
駆動方式 4輪駆動
トランスミッション 電子油圧制御式8速AT
タイヤ (フロント)275/45R20(リア)305/40R20

 

竹内氏スマイル

KBS京都キャスター竹内 弘一 たけうち こういち

1977年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。2000年KBS京都にアナウンサーとして入社。入社2年目からは報道記者を兼務し、事件、政治、教育、大学担当などを歴任。25歳でニュース番組のメインキャスターを担当し「現場で取材し責任をもってニュースを伝える」スタイルを確立。現在はニュースの編集責任者=ニュースデスクも務める。国政、府政などの選挙特番の司会、構成も手掛け、京都の政治、経済の現場を幅広く取材中。クルマ、ゴルフ、料理好きの3人の子どものパパの両面を併せ持つ。

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