<br />
<b>Warning</b>:  Illegal string offset 'title' in <b>/home/kamig/foresight-web.jp/public_html/wp/wp-content/themes/foresight/single.php</b> on line <b>50</b><br />
h

MY CAR LIFE Vol.05「長期テスト BMW320i M sport」

長期テスト BMW320i M sport
円熟の以心伝心
「もうすぐモデルチェンジなのに??」
BMW3シリーズは世界ではDセグメントと呼ばれる高級コンパクトサルーンのトップランナーとして長く世界で愛されてきました。まさにBMWの屋台骨ともいえるモデルです。この3シリーズ、実は今年後半にモデルチェンジが予定されています。まさに現行3シリーズはデビュー7年目にしてモデル末期に差し掛かっているということです。
では、新型の登場を待つべきか?答えは「さにあらず!」です。

 

BMW320i M sport

 

熟成は新型に勝る
私、現行3シリーズの前期型に乗ったことがあります。実は、そのときの印象はあまりよくありませんでした。「世界一のコンパクトサルーンのわりに乗り心地が落ち着かないなあ」。ビシッとしたフラット感がなく、タイヤとボディの間にゴムが挟まったような「グニャっと感」がありました。ところが今回、モデル末期の320I M sportに乗ってみると全く印象が異なっていました。乗り心地は滑らかさを増し、フラット感にあふれています。各部分から発する音も抑えられ、コンパクトサルーンとして求められる要求を高い次元で実現しています。
昔から「ドイツ車はモデル末期に限る」という言葉があります。
最近は国産車も毎年毎年目に見えぬ改良を重ね、モデル末期にポテンシャルの全てを解放するメーカーも出てきました。しかしドイツメーカーを中心とするヨーロッパ車は、毎年、メディアなどに「ここを変更しました!」などいちいち伝えずに改良していきます。
ドイツ車の高い信頼性は現行車のたゆまぬブラッシュアップによって築かれたといっても過言ではないでしょう。まもなく新型3シリーズがデビューしますが、現行モデルに乗って気に入れば思い切って購入しても、後悔することはない!と断言いたします。

 

とにかく全てが滑らか
BMW320i M sportは全ての動きが極限まで滑らかで、ギスギス感や突っ張り感とは無縁です。アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトノブ、シート、身体に触れる全ての場所の動きがストレスなく思うように動いてくれます。そして直列4気筒2ℓターボエンジンは静かに滑らかにかつ、澄み切った音を聞かせてくれます。ディーゼル好きの私ですが、アクセルを踏むたびに「あ~たまらん!世界一の2ℓターボエンジンや~!やっぱりガソリンエンジンやな!」と表情が緩んでしまうほど魅力のあるエンジンです。しかも、燃費が想像を絶するほど良い!JC08モードで16km/ℓと発表されていますが、高速道路中心で走ると軽く20キロを超え、車載コンピュータの平均燃費は最高26.8km/ℓを指しました。
これならハイオク指定でも十分コストパフォーマンスが高いといえます。
そして3シリーズに乗るならというかBMWに乗るならM sportがおすすめです。
ノーマルのモデルすばらしい出来ですが、BMWに乗る大きな理由は「駆け抜ける歓び」ですよね?M sportグレードは、サスペンションをはじめとする足回りが引き締まり、シートもスポーツシートになります。しっかりと身体を支えてくれて、まさにクルマと人間が一体化して以心伝心状態が完成します。この世界は多くの自動車メーカーがある中で、BMWでしか味わえない独自の世界なのです。

車内1
車内2

現実も見つめてみる
新型の登場を目前にして、「モデル末期がおすすめですよ」と熱弁をふるっても「最新が最善」とおっしゃる方の気持ちもわかります。
たしかに、テレビはついていません。アダプティブクルーズコントロールは、しっかりと前の車との距離を保ってついていってくれます。しかしハンドル操作の補助はありません。この二つがどうしても必要だ!という方にはおすすめしません。
しかし、本当に必要でしょうか?そもそもテレビは走行中の視聴は禁止されていますし、アダプティブクルーズコントロールもハンドル操作の補助がついたモデルが増えてきましたが、日本の法律ではハンドルから手を放すことは許されていません。私が使用するうえでは不要なので全くマイナスとは感じません。

アナログの良さもある
私はBMWのアナログメーターの完成度はピカイチだと思っています。長年に渡り、クラスを超えて、BMWは共通のモチーフのインテリア、そして共通の配置のアナログメーターを採用してきました。しかし、5シリーズ、7シリーズは液晶画面のデジタルメーターに変わりました。あの、夜、ライトを点灯すると赤っぽいオレンジ色に浮かび上がるメーターは、格別です。「やっぱBMWはこれだよな!!」と思わせてくれます。次期3シリーズでは恐らく世界のトレンドに沿って液晶に変わるでしょう。本物の針がしっかりと速度や回転数を教えてくれるアナログメーターを愛してやまない方には、今しか買えない現行モデルがおすすめです。

 

車内3

 

3シリーズ、ここに極まれり
320i M sportを運転していると感じるのは特に鼻先が軽く、ハンドルを切れば切った分素直に向きを変える回頭性の素晴らしさです。これはBMWのクルマ作りの基本、前後の重量配分50:50のお約束のおかげとも言えますが、毎日のように運転する人間にとってはかけがえのない長所です。よく曲がる素性の良さに磨きがかかり、さらに乗り心地のフラットさが加わったことで、今まさに現行3シリーズは完成した。といえます。

長期テストの意義
クルマの魅力は乗ってアクセルを踏み、タイヤをひと転がりさせた瞬間に感じられるものです。しかし、日常的に長期間使用してこそわかるクルマの魅力も、また、あるのです。
人間とクルマの間で積み重ねる会話の数が増えていくと、クルマを開発した国、会社、人の狙いや考えがじわじわと伝わってきます。運転しているふとした瞬間に、「なるほどそういうことだったのね。」と思わずにやけてしまうのです。
今回、BMW320i M sportを長期間テストすることで見えてくる、輸入車とともに暮らす醍醐味をご紹介できればと思っています。定期的にブログを更新します。気長にお付き合いいただければ幸いです。

 

竹内氏スマイル

KBS京都キャスター竹内弘一 たけうち・こういち

1977年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。2000年KBS京都にアナウンサーとして入社。現在はニュースの編集責任者=ニュースデスクも務める。国政、府政などの選挙特番の司会、構成も手掛け、京都の政治、経済の現場を幅広く取材中。クルマ、ゴルフ、料理好きの3人の子どものパパの両面を併せ持つ。

RELATED ARTICLES関連記事