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[SHOWROOM] マツシマのスタッフが注目のクルマを探求 イタリアデザインの結晶MASERATI

[SHOWROOM] マツシマのスタッフが注目のクルマを探求
MASERATI グラントゥーリズモ、ギブリ、レヴァンテ(マセラティ京都 田崎研二)

 

1914年に創業したマセラティは、2019年で105年の長い歴史を持つイタリアの高級スポーツカーメーカー。イタリアの自動車ブランドの中でも、常に憧れの存在として君臨している。2ドアクーペの「グラントゥーリズモ」、2ドアオープンの「グランカブリオ」、フラッグシップの「クアトロポルテ」に加え、よりスポーティなドライビングを愉しめる「ギブリ」、2017年にはSUVの「レヴァンテ」を投入し、全5モデルを取り揃えた。そんなマセラティのなかから、グラントゥーリズモ、ギブリ、レヴァンテについて、マセラティ京都の田崎研二が徹底解説します。

 

マセラティの5モデル

左手前から、MASERATI ギブリ、クアトロポルテ。左奥から、グラントゥーリズモ、レヴァンテ、グランカブリオ(写真:MASERATI)

マセラティはイタリアのボローニャで産声を上げ、現在はモデナに本社を置く高級スポーツカーメーカーです。私のように1970年代のスーパーカーブームを知っている世代には「マセラティ・ボーラ」や「マセラティ・メラク」は幼少時の憧れの車でした。
スーパーカー全盛期以前からレーシングカーや高性能GT(グランドツーリング)カーを数多く手がけてきたマセラティの現代の代表的モデルが「グラントゥーリズモ」です。
ピニンファリーナが手掛けたロングノーズの流れるようなフォルムが、マセラティ伝統のDNA・スポーツとエレガンスを見事に表現しています。マセラティの考えるスポーツカーは、ただ単に速さやパフォーマンスを求めるだけではなく、デザインや質感、エンジンサウンド、俊敏なハンドリングなど、全てにおいて類まれなる魅力を全身に宿しています。ラグジュアリーでありながら、実用性と完成度を持つ、普段使えるスポーツカー。これがすべてのマセラティに共通するキーワードです。

マセラティデザインの特徴としては、躍動感のあるセクシーなボディフォルムが挙げられますが、これはただ美しいだけではなく、より速く、効率的に走るために大切な「空気抵抗」を計算し尽しているからこそなのです。マセラティの車にはいわゆる「エアロパーツ」と呼ばれるスポイラーなどが付いていません。それらのパーツに頼ることなく、その車が持つ本来のフォルムで、同様のエアロパーツを取り付けた車以上の空気抵抗の少なさを実現しています。これはもともとレーシングカーを制作するメーカーから始まったマセラティの車作りの原点なのです。
スポーツカーだけでなく、SUVにもそのマセラティのデザインスピリットは活かされています。例えばSUVのレヴァンテにおいてもボンネットの長さを強調し、全高を低く抑えたクーペデザインに仕上げられており、各ドアの窓ガラスにサッシがないサッシレスドアを採用していることも、マセラティのこだわりが表されています。

マセラティグラントゥーリズモのリアフェンダー

立体的に盛り上がった前後フェンダーが筋肉質でダイナミックな曲線を描く

 

情熱の太陽の国・イタリアでは、日差しを浴びることを楽しむ文化がありますが、マセラティを選ばれるお客様もやはり華やかなイタリア文化に憧れをお持ちだったり、共感される方が多く、マセラティのほとんどのモデルでお客様がサンルーフをオプションでお選びになられます。マセラティと過ごす時間を本当に楽しみ、そして大切にして頂いていると感じます。

マセラティのシンボルマークは「TRIDENT(トライデント)」、三叉の矛(ほこ)です。
ボローニャのマッジョーレ広場にある、ネプチューン像が手にしているトライデントから着想を得て、エンブレムをデザインしたと言われています。さらに、三叉はそれぞれ「エレガンス」「ラグジュアリー」「ハイパフォーマンス」の象徴と説明されています。
エンブレムの色にも意味があり、グランツーリズモとその他のモデルのトップグレードのGTSには、2本のレッドラインが入っています。フェラーリ工場で作られたV8エンジンを積んでいることの証です。またグランスポーツというスポーツパッケージ装備車にはブルーラインが入っており、こちらも特別なモデルであることを表しています。

マセラティグラントゥーリズモのエンブレム

V8エンジン搭載モデルのエンブレムにはレッドラインが入る

レバンテのCピラーにあしらわれたエンブレム

レバンテのCピラーにあしらわれたエンブレム。ブルーラインが入る

またフロントグリルやCピラーなどのエンブレム以外にも、トライデントをモチーフにしたデザインが各所にあしらわれています。例えばフロントグリル上面のクロームパーツ中央部がトライデントの三角モチーフになっているのですが、よくお客様とも「ボディ全体で何箇所あるか?」と、一緒に数えたりしています。またフロントフェンダーにレイアウトされた3連エアベントは、こちらもマセラティの伝統に則ったものです。

ギブリのフロントグリル

フロントグリル上部中央にある逆三角形の出っ張りが矛の先端をイメージする

ギブリのリアゲートガーニッシュ

矛の先端のような逆三角形の出っ張りがあるギブリのリアゲートガーニッシュ

レバンテのホール

スポーク先端がトライデントの形状をしたレヴァンテのホィール

3つのエアアウトレット

ググラントゥーリズモのフロントフェンダーにある3連エアベント

マセラティはいくつものインテリア&エクステリアカラーオプションの中からお好みの選択をすることができ、世界で1台だけの自分だけのカスタムカーをお作り頂けることが最大の特徴です。
例えばインテリアは様々なカラー、素材からお選び頂けます。ベージュやロッソ(赤)のレザー、ステッチの色、トライデントのステッチ、ルーフライニング(天井の素材)、トリムパネルの素材までお客様のこだわりに応じて細かくお選び頂けます。またエクステリアでは、ボディカラー以外に、カーボンパーツやホイールデザインの選択、ブレーキキャリパーの色をお選び頂けます。
お客様には、オーダーを頂いてから約6ヶ月お待ち頂かないといけないのですが、ご自身でカスタムしたマセラティをお待ち頂くこのお時間そのものも、お楽しみ頂けたらと思っております。

 

グラントゥーリズモのカーボン製フロント・ボンネット

グラントゥーリズモのカーボン製フロント・ボンネット

グラントゥーリズモのカーボンミラーカバー

グラントゥーリズモのカーボンミラーカバー

内装インテリ色を赤系のロッソ・コラーロで統一

内装インテリ色を赤系のロッソ・コラーロで統一したグラントゥーリズモ

コンフィギュレーションエリア

インテリアレザーやウッドパネルなど多彩なパーソナリゼーションアイテムを展示した「コンフィギュレーションエリア」

マセラティといえば、やはり官能的で迫力のあるエンジンサウンドも魅力の一つです。
HarmanKardonやBowers&Wilkinsのプレミアムサウンドシステムによる素晴らしいオーディオサウンドもお楽しみ頂きたいのですが、ぜひご自身でハンドルを握られる際は、一度窓を少し開けて、マセラティならではの乾いたレーシングサウンドに身をゆだねて頂きたいと思います。

 

フェラーリ製の4.7L V8自然吸気エンジン

グラントゥーリズモに搭載されているフェラーリ製の4.7L V8自然吸気エンジン

 

ギブリとレヴァンテには、ヨーロッパメーカーで主流となっているクリーンディーゼルエンジンの設定もあります。力強いトルクや燃費が魅力のディーゼルですが、ディーゼルでもマセラティサウンドを十分に堪能して頂けるよう、低音を強調した専用のサウンドチューニングが施されています。
また各車とも、あらゆる走行シーンで最も適切な走行モードプログラムを選べるよう、「ノーマル」「スポーツ」「I.C.E.(Increased Control & Efficiency:制御性&効率性向上)」を備えています。SUVのレヴァンテのみ「オフロードモード」も装備しています。特にスポーツモードにすると、シフトタイミングとエンジンの回転数がアグレッシブに変化し、マフラー内のバルブが開いて、エキゾーストノートが心地よく響くようになります。ご自身だけでマセラティのドライビングプレジャーに浸りたい時には、スポーツモードでアグレッシブな世界をお楽しみ頂き、大切なゲストをお迎えする際には、I.C.Eモードで滑らかな走りをという使い分けもして頂けます。

マセラティを選ばれるお客様は「自分が納得した買い物をしたい」「人と違う車に乗って自分を表現したい」という、日常生活では味わえない刺激を求めていらっしゃる方や、自動車はもちろんのことファッションやライフスタイルなどにも強いこだわりをお持ちの方が多いように思います。
マセラティのデザイン、インテリアの質感、ドライブフィーリング、そしてエキゾーストノートの感動は、写真や動画だけではお伝えしきれないものです。ぜひ実際にご試乗頂いてご自身でご体感なさって下さい。

 

試乗予約
この機会にぜひ、Maseratiをご体感ください。

試乗申し込み

 

 

田崎研二

マセラティ京都 販売田崎研二 (TASAKI Kenji)

1995年マツシマホールディングス入社。京都マツダで3級整備士を取得後、販売担当として、フォード、フォルクスワーゲン、ジャガー、ランドローバー、マツダを扱ってきた。マセラティのお客様には、心底車が好きな方が多いというのが実感。この店に来るのが楽しい、私と話す時間が楽しいと思ってもらえるようにしようと、日々考えている。趣味は、山登り・バイクツーリング・写真(カメラマン志望でした)・ジャズサックス演奏と未知の秘湯巡り。

京都 | Maserati |

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 075-314-6000
〒615-0041 京都府京都市右京区西院南高田町10
営) 10:00〜18:30、サービス受付:10:00~18:00
休) 第1・3火曜日

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