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【MINI Crossover 試乗レポート】MINIらしさに走破性をプラスしたSAV(スポーツ・アクティブ・ビークル)

MINI Crossoverには走る愉しみのほかに数々の便利機能や先進機能が搭載されている。その遊び心の演出が何とも嬉しい。

 

06 数多くの愉しみが詰まった大型センターディスプレイ
初代BMW MINIから受け継がれてきた円形の大型センターディスプレイは、新型MINI Crossoverでも健在。当初は、ここにスピードメーターなどが配置されており、運転席正面にはオプションのタコメーターが付く程度でした。しかし、新型MINI Crossoverでは運転操作に関連する機能は運転席中央に配置し、大型センターディスプレイにはオーディオなどの付加機能が集約されました。
この大型センターディスプレイは、タッ式の8.8インチのカラー液晶が採用されており、指先の動きひとつで機能の選択や設定が可能。標準機能としてBluetooth対応のハンズフリフォンが装備されるほか、オプションでHarman Kardon社製のHiFiステレオシステム、MINIナビゲーションシステム、MINIナビゲーションシステムプロフェッショナルなどが搭載可能です。
WiredパッケージとMINI Navigations System Professionalでは、MINI Crossoverのために特別に開発されたMINI Country Timerが利用可能。これは坂道、平らでない道、未舗装や雪で覆われた道での走行を記録し、難しい地形を走行するとただちに運転者に対して危険性などを表示するものです。このほかMINI Connectedでは、予定表のデータを基に実際の走行データを検討して、最適な出発時間を運転者に伝えたることができるなど、数々の便利機能が搭載されており、走り以外の愉しみもしっかり用意されています。

 

インテリアのアイコン的な存在となっている大型センターディスプレイには、数多くの便利機能が搭載されている。

 

MINI Country Timerの動作画面。オフロードなどで自分がどのようなシチュエーションに居るかが把握できる。

07 豊富なアクセサリー類もMINIの魅力のひとつ
以前からMINIファミリーには数多くのアクセサリー類が用意されており、それも大きな魅力になっています。
有名なところでは、ルーフ、ドアミラー、ボンネットなどにユニオンジャック(イギリスの国旗)を模したステッカーやストライプを追加できるほか、新型MINI Crossoverで変更になったサイドスカットルトリムの柄もチョイスできます。インテリアの方もカーペットをはじめ、ドアロックキャップ、ルームミラーに至るまで好みのユニオンジャックをあしらうことが可能。調子に乗ってアクセサリー類を注文していると多大な出費を覚悟しなければなりませんが、自分好みのクルマに仕立てられることはMINファミリー特有の愉しみといえます。
今回試乗したMINI Crossoverは、印象的なデザインをはじめ、室内の広さ、スポーティさ、走破性の高さ、快適性、高級感などSAVに必要な要素をすべて併せ持っており、MINIブランド約60年の歴史の中で最大かつ最も多彩なモデルといえます。これを機にMINI京都の各店で試乗してみてはいかがでしょうか。きっとMINI Crossoverの虜(とりこ)になること請け合いです。

 

MINIファミリーには数多くのアクセサリー類が用意されており、自分好みのMINIに仕立てることが可能。これも大きな魅力のひとつだ。

 

モータージャーナリスト / メディアプランナー小原 裕一郎(Yuichiro Ohara)

ビデオリサーチ、ニールセン、Yahoo! Japanを経てフリーランスに転身。本職はマーケティングや広告だが、1990年代からモータージャーナリストとしても活動しており、とりわけ4WDやSUVには造詣が深い。
趣味はアウトドア(キャンプ、釣り)、バイク、アマチュア無線(JI1DLD)。犬と猫が好き。

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