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スズキ アルト HYBRID S 試乗レポート

運転席に座ってみると、拡大されたガラスエリアのお陰で解放感があるうえ、広い視界が確保されているので、とても運転しやすい <出典:スズキ>

 

03.抑揚のある造形で毎日乗っても飽きのこないインテリア
「新型アルト」のインテリアは、エクステリアと同様に気軽、安心、愛着をコンセプトとして抑揚のある面や線で厚みと立体感を表現した毎日乗っても飽きのこないデザインとなっています。インパネとドアトリムには、落ち着きのあるネイビーカラーが採用されているので、とかく軽自動車でありがちな安っぽさが抑えられており、質感の高さや居心地の良さを感じることができます。またシートには、あらゆる世代で親しまれているデニム調のシート表皮を採用。シート背面はブラウンとして、シート全体で親しみやすさを演出する工夫がなされています。
室内サイズは、先代モデルより全高で50mm、室内高で45mm、室内幅で25mm拡大されており、前席・後席ともに広いヘッドクリアランスやゆとりあるショルダールームとすることで広い室内空間を実現。フロントドア開口部の高さも20mm拡大されているので、前席の乗降性も向上しています。
 

フロントシートのヘッドレストはシートと一体式。背もたれの幅や高さは十分あり、座面も広いので、大柄な男性でも窮屈な感じはしない

後席は全高、室内高、室内幅が拡大されたお陰で、ゆったりくつろげる。とりわけ、レッグスペースはトールワゴン並みに広く、とても快適だ

04.スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備
スズキは軽自動車がメインストリームであることから、以前から予防安全技術には力を入れており、「新型アルト」も同様に充実した機能を搭載しています。例えば、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能を全車に標準装備。このほか、6エアバッグ(運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ)を全車に標準装備するなど、グレードで差別化していないところが大きな特徴です。
また、運転に必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイを採用し、視線移動を4/5減らすことでドライバーの視線移動の負担を軽減。ステレオカメラが認識した道路標識をヘッドアップディスプレイに表示する標識認識機能(最高速度、はみ出し通行禁止、補助標識「終わり」、一時停止、車両進入禁止)も採用されています。さらに、全方位モニター用カメラ装着車には、狭い道を低速(5km/h以下)で走行中、ステレオカメラが対向車とのすれ違いを検知し、自動でモニターに「サイド(左側)+フロント映像」を表示し、狭い道でのすれ違いで死角を減らし、壁や対向車との接触防止をサポートするすれ違い支援機能を搭載するなど、軽自動車としては贅沢な予防安全機能が惜しみなく搭載されています。
 

「スズキ セーフティ サポート」は、上記8機能が標準装備。標識認識機能、全方位モニター用カメラ、ヘッドアップディスプレイはメーカーオプションとなる <出典:スズキ>

 

「デュアルカメラブレーキサポート」は前方の車両や歩行者を検知し、衝突の恐れがあればブザー音や表示によって警告。衝突の可能性が高まると自動で弱いブレーキを作動し、その間ブレーキペダルを踏むとブレーキ踏力をアシスト。さらに衝突の可能性が高まると、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突時の被害軽減を図る仕組み <出典:スズキ>

 

ヘッドアップディスプレイ(全方位モニター付ディスプレイオーディオ装着車、全方位モニター用カメラパッケージ装着車)は、運転席前方のダッシュボード上に、車速、シフト位置や警告などの情報をカラーで表示。ドライバーの視線上に必要な情報を表示できるので、運転中にメーターパネルへの視線移動や焦点を調節することが少なくなり、安全運転に役立つ <出典:スズキ>

 

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