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Maserati Ghibli Hybrid(マセラティ ギブリ ハイブリッド) 試乗レポート

「ギブリ ハイブリッド」のインテリアは、イタリアのクラフトマンシップによる上質でセンスの良いデザインが印象的。プレミアスポーツセダンに相応しいラグジュアリー&スポーティーな仕上がりだ

 

04.細部に至るまでセンスの良さが光るラグジュアリー&スポーティーなインテリア
2013年にギブリⅢが登場した際は、イタリアのクラフトマンシップによるセンスの良いインテリアが高い評価を受けました。とりわけ、ダッシュボードのデザインは、ドライビングエクスペリエンスを十分満喫しながら、ラグジュアリーで洗練された雰囲気も楽しみたいという野心に応えられる造りとなっています。それは「ギブリ ハイブリッド」も同様で、ドライバーズシートとパッセンジャーズシートが独立した設計となっているダブルコックピットレイアウトを見るだけで、何ともいえない胸の高鳴りを覚えます。
前後のシートはイタリアの高級家具メーカーであるポルトローナ・フラウが手掛ける上質なデザインで、「グランスポーツ」のフロントシートには12方向電動調節式レザー製スポーツシートとむち打ち防止機能付のヘッドレストを装備。さらに、アルミニウム製パドルシフトを備えたスポーティーなステアリングホイールやスチール製スポーツペダルなど、細部に至るまでラグジュアリー&スポーティーな仕上がりとなっています。ちなみに、ダッシュボード中央に設置された時計はアナログ式で、これもマセラティの各車種に共通する拘りのデザインです。
 

プレミアムスポーツセダンを象徴するように「ギブリ ハイブリッド」のペダル類はスチール製スポーツペダルを採用。コクピットのどこを見ても、マセラティの走りへの強い拘りを感じることができる

センターコンソールには、新デザインのシフトレバーと走行モード選択ボタンのほか、オーディオ音量やその他の機能を直感的に操作できる高品質鋳造アルミニウム製ロータリーコントロールを装備している

ステアリングホイールにはアルミニウム製パドルシフトを装備。パドルは比較的大きくて長いタイプにもかかわらず、ステアリング操作の邪魔になることはなく操作性は抜群だ

メータークラスターはシンプルなアナログ式とデジタル式を組み合わせたタイプ。310km/hまで刻まれたスピードメーターを見ていると、マセラティを駆る喜びが否が応でも沸き上がる

キャビンスペースはクーペを彷彿させるボディ形状でありながら、フロントシートは同カテゴリーの車種の中でもトップクラスのゆったりとしたレッグスペースが与えられ、リアシートにも快適なヘッドクリアランスとレッグスペースを確保。大人5人で長時間ドライブしても、快適に過ごすことができるでしょう。さらに、リアシートは60:40分割可倒式となっており、いざという時は長尺物の搭載も可能。チャイルドシートを安全確実に固定するIsofix(アイソフィックス)にも対応しており、子供への配慮も怠りません。
 

グランスポーツのフロントシートには12方向電動調節式レザー製スポーツシートにむち打ち防止機能付のヘッドレストを装着。デザインだけでなく、安全性にも配慮している

シート素材はフルグレインレザーに100%天然素材のマルベリーシルクがインサートされているので、しっかりホールドしつつも柔らかく包み込むような心地よさが印象的だ

05.Android Automotiveをベースとした新世代マルチメディアシステム+「MIA」を装備
「ギブリ ハイブリッド」は、2021年モデルに採用されたすべての新技術が導入されており、新世代マルチメディアシステムやマセラティ・インテリジェント・アシスタント「MIA」も搭載されています。システムの核となるAndroid Automotiveのオペレーティングシステムは、Amazon Alexaによる音声認識システムの導入により、運転しながら空調などの設定やナビゲーションなどの機能を管理することが可能。MIAシステムの高解像度マルチタッチスクリーンディスプレイは、4:3の8.4インチから16:10の10.1インチに拡大され、フレームレスなデザインでモダンな印象を与えているほか、グラフィックはブラックにゴールドを組み合わせることでエレガントさを一段と強調しています。
 

センターコンソールの大型ディスプレイには、新世代マルチメディアシステムや「MIA」を搭載。ドライバーの好みに合わせ、今までにない革新的でより効率的なユーザーエクスペリエンスを提供する

 

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