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Audi Q3 Sportback 試乗レポート

新型Q3 Sportbackのコクピットは直線基調の2ゾーン分割レイアウトが採用されており、使い勝手がよく前方視界も上々だ。S lineモデルはベーシックオプションを選択すると、スポーティなフラットボトムタイプのステアリングホイールやマルチファンクションパドルが装備される <出典:Audi>

 

03.コクピットは直線基調で上質な上下2分割レイアウトを採用
新型Q3 Sportbackの直線基調のコクピットは、一見すると以前紹介したVW T-Crossのデザインと似た印象を受けますが、よく見ると上下2つのゾーンに分割するレイアウトを採用。上部ゾーンにはエアベントが統合される一方で、下部ゾーンは操作パネルやスイッチ類が設置されており、VWグループのブランドらしくシンプルかつ整然としたレイアウトとなっています。各部の手触りや立て付けといった質感も、Cセグメントクラスとは思えないほど上質な仕上がりで好印象!操作パネルに目を向けると、ドライバー側に傾けたセンタークラスター内にMMIナビゲーション、メータークラスター内にAudiバーチャルコックピットが配置されており、いずれもAudiの新しいデザイン言語である八角形をモチーフとしながらドライバーオリエンテッドな空間を創造しています。
また、試乗車の「Q3 Sportback 35 TDI quattro S line」を含むS lineモデルならば、フラットボトムタイプのステアリングホイールやマルチファンクションパドルなどをオプション装着できるので、SUVらしい力強さに加え、よりスポーティな雰囲気を強調したコクピットに仕上げることも可能です。
 

パッセンジャー側のコクピットも直線基調のデザインでスッキリとした印象。インパネが水平で低い位置に設置されているので、広々とした開放感のある空間となっている

ドアパネルも直線基調のデザインが採用されており、SUVらしい力強さを強調!造りも堅牢で安心感が伝わってくるが、手触りはソフトでまるで高級車のような質感だ

新型Q3 Sportbackのインテリアは、光で彩るマルチカラーアンビエントライティングの多彩なカラーやBang&Olufsenの3Dサウンドシステムなど、感性を刺激する高品位なオプションが多数用意されている <出典:Audi>

 

04.75mm延長されたホイールベースにより十分な居住空間と積載容量を確保
新型Q3 Sportbackは、約4.5mの扱いやすい全長でありながら、初代Q3より75mm長くなったホイールベースのお陰で広い居住空間が確保されています。リアシートのポジションは、標準で前後に130mm移動することができるほか、シートバックは40:20:40の3分割タイプで7段階にリクライニングさせることが可能。身長180cmの筆者がリアシートに座ってもレッグスペースには十分な余裕がある一方で、ヘッドクリアランスはこぶし半分程度の余裕しかありませんが、前方の視界が広がっていることもあって特に圧迫感を感じることはありませんでした。
SUVとして重要なファクターであるラゲッジスペースの容量は、通常の状態で530L、リアシートを倒すと1,400Lまで拡大することが可能。新型Q3 Sportbackは美しいクーペスタイルでありながら、SUVに求められる実用性や機能性がしっかり確保されています。
 

新型Q3 Sportbackのリアシートは、初代Q3より75mm長くなったホイールベースのお陰で大柄な人が乗っても窮屈な思いはしない。座面やシートバックも大きめなので、長距離移動時の疲労も最小限に抑えられるはずだ <出典:Audi>

 

リアゲートは高い位置まで跳ね上がるので、大きな荷物も楽に収納することが可能。オプションの電動式テールゲート+コンビニエンスキーを選択するとテールゲートをキックアクションで開閉することができる

クーペスタイルのQ3 Sportbackでもラゲッジスペースの容量は530Lと十分!写真の通り、大きなトランクも余裕で積載できるので、荷物の多いキャンプでも安心だ <出典:Audi>

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