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MAZDA MX-30 マイルドハイブリッドモデル 試乗レポート

フリースタイルドアを全開にすると大きな開口部が現れる。アクセス性の良さに加え、全開にした時の解放感や爽快感はMX-30でしか味わえない独特な演出といえる。

 

02. フリースタイルドアは多彩なニーズに応えるマツダの新提案
MX-30最大の特徴といえるのが、フリースタイルドアといわれるセンターオープン式のドア構造でしょう。フリースタイルドアといえば、かつてRX-8にも採用されていましたが、MX-30では専用設計のヒンジを採用し、フロントドアが82度、リアドアが80度まで大きく開くドア構造を実現。乗り降りや荷物の積み降ろしのしやすさはもちろんのこと、ベビーカーや車いすでのアクセスのしやすさまで、幅広い使い勝手のよさを提供してくれます。
リアドアは、フロントドアを開けてからリアドアを開く構造の2アクションですが、前席から降りた人が移動することなくリアドアを開閉することが可能。センターピラーがないことで、例えば子どもの顔を見ながら楽な姿勢でスムーズにチャイルドシートに乗せ降ろしができるなど、フリースタイルドアには通常のドア構造とはひと味違った使い勝手と乗る人への気配りを感じられます。また、フロントシートにはワンタッチでシートバックが前に倒れ、シート前方へのスライドを可能とするウォークイン機構も搭載。後席乗員の体の動きを考えて前に倒す角度とスライド量を設定したことで、よりスムーズな乗降が可能となっています。
 

リアドアには開閉操作時に力を入れやすく、全開位置でも手首に大きな負担をかけずに握ることができる縦型グリップを採用。センターピラーがないにも係わらず、しっかり閉まるところも好印象だ。

リアシートはクーペスタイルを採用したために若干、窮屈な印象があるが、フリースタイルドアなので、乗り降りは大変しやすい。天井高も十分に確保されているので、全体的に圧迫感は少なめだ。

03.ボディサイズはCX-30とほぼ同等で立体駐車場にも対応!
MOTOR LAB Vol.9」でも紹介したCX-30は、「大きすぎても冒険できない。小さすぎても夢を見られない。等身大でいるのが、今は気持ちいい。私たちにジャストサイズのSUV。」というキャッチコピーのもと、立体駐車場にも対応したSUVとして、その優れたパッケージングが多くの方から支持されました。実は、MX-30のボディサイズはCX-30と酷似しており、全長、全幅、ホイールベースのほかタイヤサイズまでピッタリ同サイズという徹底ぶり。唯一全高のみが5㎜高い1,550mmとなっているだけなので、CX-30と同様に一般的な立体駐車場ならば駐車可能。ここはSUVとしては大きなアドバンテージといえます。
MX-30は全体的に丸みを帯びたデザインなので、実際に見るとやや大きく見えますが、全長は4,395mmとMAZDA3より64mmも短く、混雑した市街地や狭い路地にも気軽に乗り入れることができます。また、オプションの「360°Safety Package」を選べば、360°ビュー・モニター+パーキングセンサーによって見えない部分の危険察知をサポートしてくれるので、駐車が苦手な女性でも簡単・安全に駐車することができます。
 

MX-30のボディサイズ。各部のサイズはCX-30と酷似しており、全高も1,550mmなので、立体駐車場にも対応している。 <出典:マツダ>

 

CX-30のボディサイズ。スペック的にはMX-30とほぼ同じだが、デザインの方向性やクルマの性格はまったく異なるSUVだ。 <出典:マツダ>

 

04.キャビンスペースやラゲッジスペースも心地よさを追求
MX-30の前席は、開放感に包まれる感覚が得られるようフローティングコンソールを採用。左右の抜けた空間によって、ドライバーとパッセンジャーの共感度合いが高まるよう緻密に設計。実際にドライバーズシートに乗り込んでみると、直線基調のダッシュボードとの相乗効果もあって室内が明るいせいか、自然と同乗者とのコミュケーションが弾んでしまいます。一方の後席は、2+3のクーペスタイルなので、やはりスペース的には不利な面があります。しかし、MX-30 では着座姿勢から自然に外の景色が見える位置にリアドアガラスとクォーターウインドーを配置するとともに、ドア側からサイドトリム、シートへと回り込むラウンド形状に空間を仕立てることで、包み込まれるような居心地の良さを実現しているので、実際にはさほど窮屈な印象を受けません。
 

MX-30 のキャビンスペースは、各部に細やかな気配りを施して心地よい空間に仕上げている。とりわけ前席の開放感は格別で、文字通り心がととのえられるような心地よさ体感できる。 <出典:マツダ>

 

キャビンスペースと並んでSUVの大切な要素といえるラゲッジスペースは、横幅約1,000mm、高さ約500mm、奥行き約800mm、容量約400ℓとハッチゲートがスラントしたクーペスタイルにしてはかなり大きなスペースを確保。これは、航空機の機内持ち込みサイズ(縦・横・高さの合計が115cm以内)のスーツケース4個を積み込める容量なので、レジャーから日常まで幅広いシーンで使える荷室空間を実現しています。また、重い荷物の積み降ろしがしやすくなるよう地上から開口部下端の高さを人間特性に基づいて設計されているほか、リアシートバックを倒した際の荷室フロア面との段差を最小化するなど、使い勝手のよさを丁寧に磨き上げています。

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