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VW T-Cross TSI 1st Plus 試乗レポート

TSI 1st Plusはダッシュパッド、シート、ドアミラー、ホイールなどがカラーコンビネーションされる「DESIGN PACKAGE」が採用されており、オレンジ、グリーン、ブラックの中から選択できる。<出典:VGJ>

 

03.インパネ周りはVW車らしい整然としたレイアウトで好印象!

メータークラスターやステアリングホイールは、シンメトリーな配置になっており好感が持てる。<出典:VGJ>

T-Crossのインパネ周りは、スピードメーターやタコメータ―などの計器類をはじめ、センターコンソールのエアコン操作パネルなども左右対称のシンメトリーな配置になっており、いかにもフォルクスワーゲンらしい整然としたレイアウトとなっています。スポーティな印象を与える3スポークタイプのレザーマルチファンクションステアリングホイールには、選局や曲送り、音量などのオーディオ機能がステアリングから手を離さずに操作でき、快適なドライビングをサポート。メーターディスプレイに表示される各種メニュー機能の操作や、ACCなどのアシスト機能も設定可能なので、TSI 1st Plusに装備されれているパドルシフトと組み合わせることで、ほぼ手先の操作だけでT-Crossをコントロールできます。

04.2550mmの長いホールベースと「MQB」のお蔭で室内空間は広々
「T-Cross」のホイールベースは、2550mmと全⻑と比較して非常に⻑く設定されており、余裕のある室内空間を生み出すことに貢献しています。しかも、地上からのシート高はドライバーズシートとパッセンジャーズシートが597mm、リアシートは652mmと新型Poloと比べると約100mm高めの設定なので、SUVならではの見晴らしの良さが確保されており、女性でも安心して運転できます。
リアシートは長いホイールベースを生かして、前後に最大140mmスライドできるようになっているので、必要に応じて足元スペースを広げたり、荷室容量を拡大することが可能。背もたれも60:40 に分割可能なので、乗員数や荷物の大小に合わせて空間を柔軟にアレンジすることができます。実際、身長180cmの筆者が乗っても窮屈な感じは一切せず、まるでワンクラス上のクルマに乗っているような印象を受けましたが、実はこれはフロントアクスルを⾞両のより前方に配置できる「MQB」の利点でもあるわけです。
 

リアシートを一番前までスライドさせた様子。足元は極端に狭いが、その分ラゲッジスペースが広くなり、積載量が最大となる。<出典:VGJ>

リアシートを一番後ろまでスライドさせた様子。こうするとレッグスペースは最大限まで拡大し、まるでリムジンのようになる。<出典:VGJ>

ラゲッジスペースの積載容量は、シートアレンジによって385〜455ℓ が確保されていますが、さらにリアのベンチシートを完全に折りたたんでフロントシート後方まで荷物を積載した場合、その容量は1281ℓとなり、Bセグメントクラスの中は最大級の容量となります。これは、まさに小型バンに匹敵する積載量。「T-Cross」はコンパクトなボディでありながら、SUVらしい機能的で実用的な顔も併せ持っているので、大量の荷物を持ってフィールドへ出掛ける時も積載量を気にする必要はありません。
 

ラゲッジスペースの積載容量は、リアシートのスライド量によって385〜455ℓまで可変可能。開口部が大きく、フロア高も比較的低いので、荷物の出し入れはしやすい。<出典:VGJ>

 

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