ランチのテーマは、祇園の舞妓さん。
お昼のランチメニューは「ちらし寿司セット(限定15食)」と「お寿司のミニ会席」の2種類。お刺身は、その日一番新鮮なものを提供してくれます。ちらし寿司セットは女性に人気とのこと。その遊び心あふれる盛り付けは、あまりの美しさと繊細さにため息が出ました。お聞きすると、お刺身など一品ずつ階段状に盛り付けたお皿は “扇”を、ちらし寿司が盛られた金色の器は“金屏風”をイメージされているそう。その盛り付けを上から眺めると、扇子を手に金屏風の前で踊っている舞妓さんの姿が目に浮かんできます。美味しさだけでなく、見た目でも京都らしさを存分に楽しませてくれるお料理の数々。思わず写真におさめたくなるフォトジェニックなランチでした。
京都の寿司屋といえば『路地 中ノ』という存在へ。
最近の京都では赤酢を使う江戸前寿司が増えていますが『路地中ノ』の寿司は“京風”。酢の強さがなく、甘みのあるさっぱりとした“千鳥酢”が使われています。そのまろやかな味と香りは、素材の持ち味を大切にする京料理に合うお酢として、古くから京都で親しまれてきたもの。『路地 中ノ』では、この千鳥酢、藻塩、砂糖のみで味付けしたお料理も提供しています。最近では周辺にゲストハウスが増えたことで、外国の観光客も多く来店されるそうです。「海外にもお寿司はあるでしょうが、ぜひうちで本格的な味を知ってほしい」。将来は海外にも出店できたら、と話す中野さん。京都から熱い思いで世界を見つめています。
京都市東山区宮川町筋松原上ル(5-325-1)
TEL:075-525-7557
営業時間/昼11:30~14:30 夜17:30~21:00 (月曜定休)