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狭い路地でもキビキビ行こう。 フォトジェニックなお寿司ランチに舌鼓。

意匠が光る木箱には、新鮮な食材がずらり。

新鮮な素材が並ぶネタの木箱は、江戸中期に創業された『京風桶 おけ庄』が手掛けた逸品。職人の手仕事から生まれる得もいわれぬ風情は、素材の鮮度、美しさを一層引き立てているようです。「カウンターでお食事されるお客様には、まずネタ箱の素材をご覧いただくことがよくあります。素材を見ながら、この魚でお寿司を握ってほしいとか、揚げてほしいというご要望をお聞きしたりも。先日は、牡蠣でグラタンを作ってほしいと言われたお客様に、特製グラタンをご提供させていただきました」と話す中野さん。寿司屋という枠におさまらない料理店を目指したいという、店主の思いが伝わってくるエピソードです。

 

おすすめは、土瓶蒸しではなく“銅”瓶蒸し。

おすすめ料理をお尋ねすると「お寿司と銅瓶蒸しです」とのこと。「土瓶蒸しは皆さんよくご存じかと思いますが、銅瓶蒸しは初めて耳にされる方も多いのでは?」。中野さんいわく、銅でつくった器は、土で作ったものに比べて保温性が高い。食べ始めから終わりまで温かいまま召し上がっていただけるように、銅瓶を使われているとのこと。お吸い物も保温性にこだわって銅瓶で。ご飯も、温かく一番美味しい状態で召し上がっていただけるように、炊く時間はお客様の予約に合わせ、お客様が先付けを食べるタイミングでシャリをかき混ぜるそうです。松茸のシーズンが終われば、次はすっぽん煮立て、そして美山の鶏の銅瓶蒸しを提供されるとのこと。寒さが厳しくなるこれから、銅の器でいただく温かいお料理は何よりのおもてなしですね。

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