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THE 46th TOKYO MOTOR SHOW 2019 REPORT

■ダイハツブースのドリームシアターでは、4台のコンセプトカーを囲んでミュージカル形式で未来の楽しいクルマ社会を表現。子供でも楽しめる内容でした。

 

●ダイハツ WakuWaku(コンセプトカー)。軽規格のSUVで、コンセプトは「遊びの世界を広げる軽クロスオーバー」。全体がスクエア基調で、いかにもクロスカントリーカーらしい無骨なデザインを採用しています。山も海も元気に遊び倒せる一番身近なクロスオーバーSUVとして、初めてクルマを買う若者にもお勧めの軽自動車です。

●ダイハツ 新型コンパクトSUV。ダイハツブースに展示されていた最近人気のコンパクトSUV。モーターショー開催中は近日発売とアナウンスされていましたが、終了後すぐに「ロッキー」という名前で発売されました。全長:3995mm、全幅:1695㎜、全高:1620㎜と5ナンバーサイズながら、室内は広く、街中からアウトドアまで使い勝手の良さそうなSUVです。

●NISSAN ARIYA concept。日産のビジョン「ニッサン インテリジェント モビリティ」の新しい象徴となるEVのクロスオーバーコンセプトカーです。ツインモータ―を設置することによって高次元の発進・パワフルな加速性能を実現するとともに、最先端の運転支援システム「プロパイロット2.0」も採用。どことなくムラーノに似ているニッサンらしいデザインです。

●スバル VIZIV(ヴィジヴ)ADRENALINE CONCEPT。スバルの新たなデザインコンセプト「BOLDER」のもと「Dynamic×Solid(骨格を強くする)」を意識してデザインされており、SUVでありながらオシャレで洗練されたプロポーションになっています。デザインコンセプトなので、メカニカルな仕様は不明ですが、ぜひ発売して欲しいSUVです。

●HONDA CB History Theater。ホンダのブースでは、CBシリーズ60周年を記念して歴代のCBを展示したコーナーがありました。展示されていたのはCB92(1959年)、CB750 Four(1969年)などをはじめ、最新のCB1100 EX(2019年)まで全7台を年代順に見ることができるモーターショーならではの企画。改めてCBの偉大さを感じることができました。

●ヤマハ Land Link Concept。周囲をセンシングしながら大地を自在に移動する自律ソリューションビークル。AI画像認識により自ら走路を判断しながら行く先を拒む障害物を検知し、自ら避けて走行。目的に応じたアタッチメントを装着することにより、災害時や農作業などで活躍しそうな「陸のドローン」です。自動運転技術は、こんなところにも生かされています。

モータージャーナリスト / メディアプランナー
小原 裕一郎(Yuichiro Ohara)

ビデオリサーチ、ニールセン、Yahoo! Japanを経てフリーランスに転身。本職はマーケティングや広告だが、1990年代からモータージャーナリストとしても活動しており、とりわけ4WDやSUVには造詣が深い。
趣味はアウトドア(キャンプ、釣り)、バイク、アマチュア無線(JI1DLD)。犬と猫が好き。